電気用品安全法で買えなくなるゲーム機って？

▼　ヴィンテージアンプや古いゲーム機が買えなくなる？

　施行間近となるにつれ、問題視され始めたPSE法。
　そんな新法の詳細はご存知だろうか？
　ここはひとつゲーム機にスポットを当ててみよう。

　規制対象となるのは、2001年4月1日以前に発売された、PSEマークのついていないゲーム機。なんと、古い型番のPS2までもが規制対象となってしまうのだ。

　ちなみに古いゲーム機全部が規制対象になるわけではなく、ACアダプタを介さずに直接コンセントを差し込むタイプがアウトとなる。内蔵電源の影響で「電気製品」とみなされる為だ。

　つまり、ACアダプタを使用するタイプのゲーム機はセーフ！
　但し、ACアダプタにPSEマークが記載されていないものは、ACアダプタのみ規制対象となってしまうので注意が必要だ。



▼　グレーゾーンにある本体を検証してみる

　いきなり「一部ゲーム機も法に引っ掛かるよ」と言われても、どれがよくてどれがダメなのか解り難い。
　そこで、これはどうだろう？と思う本体を調べてみた。
　
　羅列してみると…「ファミコン」「スーパーファミコン」「ニンテンドー６４」「メガドライブ」「PCエンジン」「ネオジオ」「PS One」は、ACアダプタを使用している為セーフ。アダプタに関しては2008年4月より規制対象となる。

　逆に、電源を内蔵している本体…「3DOリアル」「セガサターン」「プレイステーション」「PC-FX」「ドリームキャスト」はアウト！

　う〜む…PSソフトはPS2本体でほぼ動くから問題ないが、サターンやドリキャスが買えなくなるのは、レトロゲーム好きな私のような者にとっては痛手だ。なんとかならないものか？



▼　完全に買えないわけではない！

　もはや打つ手なしと感じてしまう、PSE法のゲーム機に及ぼす影響。
　しかし、抜け道は用意されている。

　ありがたいことに、個人間取引なら法にはかからないのだ。
　つまり、ネットオークション等での個人売買なら問題ないということ。



　PSE法施行は2006年4月1日から。
　これを逆手に取り、プレミアが付いたりしないことを願いたい。



　…今のうちにサターンやドリキャス本体のスペアを買っておこうかなぁ…