おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

大自然と戯れる

 ラリーゲームが好きだ。

 要求される繊細な操作。
 崖から転落しかねない恐怖感。
 悪路を走破する快感。

 そんなラリーゲームで好きなシリーズは、WRC
 1・2作目は密かに予約購入したほどだ。

 1作目はかなり良かった!
 悪い点は、1コース毎に入る長いローディング。
 なんと1分前後……

 2作目も良かった!
 悪い点は、壁面激突時のペナルティ。
 どんなぶつかり方をしても、壁に対して車体が直角にへばり付くのだ……

 好きなシリーズだけど、いつもクリティカルな欠点を併せ持つWRC
 気付けば、3作目と4作目はスルーしてしまっていた……


 WRC4発売からどれくらい経ったのだろう。
 つい先日、WRC4ベスト版が発売された。

 ベスト版には2005年度のラリージャパンを収録したDVDが付属しているらしい。
 なんだかお得感があるし、久々に買ってみるか。
 そんなわけで、WRC4ベスト版購入。



WRC4
(PlayStation2)



まずはDVDを鑑賞して士気を高めることに。
何気なく見始めたが、のめり込むのにそう時間は掛からなかった。
実はラリー知識はおろかクルマのこともあまり知らない私。
だが、この映像の凄さは解る。

終盤には信じられないドラマも待ち受けていた。
実に見応えのある1枚だった。
これが付属しつつしかもベスト価格なんだから、こりゃお得だ!




ようやくプレイ開始。
やはり視点はこれが一番だ。16:9のワイド画面に対応しているのが嬉しい。
事細かに設定出来るスクリーン上の表示も好印象。
映像も非常に美麗だ。



雨天ステージのリアルさには驚いた。
フロントガラスに付着する水滴は、綺麗な軌跡を描いて流れていく。
自然との真剣勝負。
ふと空に目をやると、そこには虹が掛かっていた。



写実的な映像が好みな私にはたまらない。
PS2でもここまで表現出来るのだ。
世界各地の空気すら感じる空間。
天候や路面状況により、舞い上がる砂煙の質も変わる。



シリーズ初(であろう)、遠景までポリゴン表示。
挙動の進化は勿論だが、CGの進化も目覚しいものが。
隙の見当たらない完成度。
WRCはひとまずの完成形を迎えたような気がする。


ロード時間の短縮、マシン挙動の改良、モードの豊富さ。
どれを取っても満足に足るものだ。

しかも今ならベスト価格でDVD付属!
マストバイ!





……実は、購入時にどちらにするか迷ったソフトがある。

シミュレータ色の濃いラリーゲーム「リチャード・バーンズ ラリー(以下RBR)」がそれだ。
購入した知人曰く「WRC優勝よりもRBRのコースを1つ完走する方が難しい」らしい。

……ほほぅ。

WRC4を制したなら、次はRBRに挑戦してみたい。


最後に。
パソコンテレビGyaOでは、WRC2006をなんと16戦フルに配信予定!
せっかく実際のラリーにも興味が湧いてきた事だし、これを見ない手はない!

閲覧は、GyaOスポーツカテゴリで。