おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

ファイプロXでEDIT 1

最高にして最後の「X」

シリーズ最終作と銘打たれ、世に放たれた「スーパーファイヤープロレスリングX」。
前作ファイプロスペシャルの大ヒットに続き開発された作品だ。

レスラーの絵を全面的に描き直すという大改装を行い、
見た目が現在のファイプロに近くなった記念すべき1本。

しかしその影響で、新技が増える一方大量の技が削られたという
悪夢のようなソフトでもあったのである……。

実は本作、「スーパーファイヤープロレスリングIII」に続いて2度目の引退宣言だった。
その後ファイナルファイヤープロレスリングファイプロZと、合計4回に渡る引退表明をするが――

さて

そんなファイプロXのEDITモードで、今のプロレス界を反映させよう!
というくだらない思いつき。

第1弾は、メキシコはLLL「アビスモ・ネグロ」!
ファイプロ・リターンズで作成したものと比較してみよう。
懐かしいレスラーエディット画面!
少ないパーツとカラーパレットを駆使し、なんとかそれっぽく完成した。
ちなみにAボタンでレスラーの角度を変更しながら作成可能。
リターンズより高性能だね。





得意の串刺しドロップキック!
書くまでもないが、左がファイプロXで右がファイプロ・リターンズだ。
この後Xでは相手が場外落下、Rではフラフラと前進した後前のめりにダウン。





ボディプレスの画面は驚くほどにそっくりだ。
今でもこの頃のデータをトレースし流用しているのだろうか?
フィッシャーマンバスター(X)とフィッシャーマンDDT(R)の為、角度が違う。
XにフィッシャーマンDDTが用意されてなかったのが残念なところだ。
#追記:ワールドチャンピオンシップをクリアすれば出現します。





XとR共に火炎スプレーは用意されてないので、ビッグファイヤーで代用。
炎のグラフィックはともかく、火を吹くアビスモ・ネグロのモーションはソックリだ!
ファイプロの伝統を感じさせてくれるぞ。





最後は禁断の技、マルティネーテ!
どちらにもリバースツームストンとして用意されているのが嬉しい。
しかし、Xでは大技でRでは中技扱いという違いがある。
落とし方としては、Xの方がマルティネーテに近いか。
より痛みの伝わる厳しい落とし方をしている。



こうして比較してみると、ファイプロもしっかりと進化しているね。
しかし!退化している部分もいくつかあるのが残念だ。
次回作ではその辺りの改善もバッチリ頼むよスパイク!