回顧……キャラゲー Vol.2

　昨日の今日で第２弾。 ▼　ゲゲゲの鬼太郎　逆襲！妖魔大血戦　（ＰＳ）　　7.6/10

原作忠実度
　水木しげる生誕８０周年記念として登場した作品。
　ＴＶ版ではなく原作版に忠実なデザインの２Ｄアクション。
　妖怪百科などのオマケモードもあり、ファンには嬉しい１本に仕上がっている。

ゲーム性
　操作性良好なれど、一部難あり（ジャンプにクセがある）。
　ゲーム的には単純な横スクロールアクション。雑魚を倒しつつ奥まで進めばボス戦といった流れだ。
　鬼太郎の攻撃は原作で代表的なものが美麗２Ｄグラフィックで再現されている。
　難易度は若干高めで、特に最終ステージはかなりのトライ＆エラーを要した。

総評
　安価で発売されたなりの完成度ではあるが、今の時代には貴重な２Ｄアクションの新作。
　一度クリアすれば再プレイするかどうかは微妙なところだ。
　ボリュームは抑え目で、２Ｄアクションの得意な方なら１日で終わってしまうかも。
　原作を知らない方にはお薦め出来ない作品。



▼　ガンダム・ザ・バトルマスター２　（ＰＳ）　　6.9/10

原作忠実度
　モビルスーツを多重関節で再現し、パーツごとの装甲破損まで再現したこだわりのグラフィック。
　ツボを押さえた登場モビルスーツにも満足出来るだろう。
　ただ…パイロット及びストーリーモードは完全オリジナル。
　原作ファンとしてはその点がどうしても馴染めなかった。

ゲーム性
　巨大感をうまく表現したモビルスーツでガシガシと大味なバトルを繰り広げる２Ｄ対戦格闘アクション。
　操作性は若干重さを感じるが、モビルスーツということを考慮すれば許容出来るレベルだ。
　モビルスーツ毎の武器や攻撃方法もこだわりがあり、いい味を出している。
　ただ、性能面でのバランスは取れていないので、対戦はあくまで雰囲気を楽しむ程度。
　
総評
　ＧＰ０２Ａが使えるという一点のみで購入した作品。
　勿論超必殺技として核弾頭を撃つことが出来る。対人戦ではまず当たらないが……。
　そして、ＧＰ０２Ａ目当てで買ったが為の最大の不満点。
　それは「ビームサーベルの刀身が赤い」ということだ……
　原作を知らない方は、プレイしても何の面白みも感じないかも。



▼　機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜　（ＰＳ）　　9.2/10

原作忠実度
　ファーストガンダムからＺガンダムやガンダム外伝・ＯＶＡまで網羅した戦略シミュレーション。
　登場するユニットやパイロットは、ディープなファンでも知らないものがありそうなほどの深さを持つ。
　史実イベントも多数盛り込まれており、原作ストーリーを指揮官の立場で楽しめる傑作となっている。

ゲーム性
　非常に作り込まれたシミュレーションゲーム。
　開発レベルを上げて新たなＭＳの設計をするなど、プレイ中常にやる事が満載だ。
　刻一刻と変化する戦場を見極め、どのＭＳを量産するか……という風に悩むのが楽しい。
　惜しむらくは高い難易度。この為に断念したガンダムファンもいるのではなかろうか。

総評
　デラーズフリートでプレイ出来るだけで買いの一点。
　史実イベントでの選択肢によって、原作では死んだパイロットを助けることが出来るのもいい。
　また、至る所にＩＦが用意されており、それらを探すのも楽しみのひとつとなっている。
　原作を知らずとも、戦略シミュ好きなら十分楽しめるだろう。
　逆に原作が好きなだけでは挫折する可能性も……。