おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

WWE 2K17 - いぶし (not silver)

「飯伏は今作はスルーでしょうか?」
相手のスタイルや作成するCAWには特に言及しないのが暗黙の了解であるプロレス村にて、
ふとフレンドの方からそんなメッセージを戴いた。

作るべきレスラーは、昭和というプロレス黄金期にまだまだ存在する。
だがしかし、そろそろ新時代にも手を出さねば2K17自体の寿命が尽きてしまい兼ねぬ。

ならば、迷わず行けよ。

というわけで本日は、いよいよ新世代機における新世代の扉を開き、
ゴールデンでスターな男を簡単に紹介させていただこう。


天才と狂人は紙一重……そうである、今回のモデルは "ゴールデン☆スター" 飯伏幸太である。
フェイスフォトで丸ごと大胆に取り込んだ前髪を活かすべく、不本意ながらボディのオイル値は0に設定した。
顔の仕上がりに関しては、まだ改善の余地あり




コスチュームは、ここ最近使用している最新のものを再現。
手法としては、静止画動画問わず素材を探して切り貼りし、足りぬ部分は手描きで描き足すといった具合である。
一部嘘の混じった部分もあるが、そんなことを気にするなんてらしくもないぜ




入場用シャツ候補2枚。
CWCにて着用した2枚を再現するのもよさそうだ




2着目は、DDT時代をイメージしたフェニックスプリントのコスチューム。
少々弄れば、ケニーと死闘を演じたあの日のコスチュームも再現できそうだ




さて、ここからは飯伏幸太のムーヴについて簡単に触れてみるとしよう。

飯伏といえばハイフライヤーなイメージが先行しがちだが、軸となるのは強烈な打撃。
空手で磨き、K1出場経験もあるその脚で、実に様々な蹴り技を使用する。
面白いのは、これだけ蹴りを主体としているというに膝はほぼ使わないということだ




スプリングボード ―昭和な君にはスワンダイブというべきか― で相手の頭部を正確に捉えるミサイルキック。
驚異の高度と滞空時間で、今や珍しくもないこの技にしっかりオリジナリティを持たせている




ここぞの場面で決めるオーバーヘッドキック。
終盤一気に流れを引き寄せる重要な技ながら、
繰り出した足をキャッチされて大惨事……というのもよく見る展開である。

いわゆるこのペレキックは本作に数種類収録されているが、
残念ながらコーナー待機状態の相手に決める術はないのであった




唐突に繰り出し逆転を図ることもあれば、満を持して弓引き状態から繰り出すこともあるラリアット
インパクトのタイミングが素晴らしく、相手を吹き飛ばすほどの破壊力を持つ




ダウン相手へのプレス技、その場飛びカンクーントルネード。
大抵の場合は、飯伏空手コンボ → ミドルキック → カンクーンと流れる様に決めていく。
この他、その場飛びのムーンサルトや助走をつけてのシューティングスターも得意とする




一試合に一度は繰り出したい技、バミューダ・トライアングル (ゴールデン・トライアングル・ムーンサルト)。
ビッグマッチでは飛ぶ直前に撃墜されるのもまた定番である




サブミッションは腕ひしぎ逆十字固めやアキレス腱固め等を使用するが、
あくまで序盤のチェーンレスリングの流れの中で仕掛ける程度で、これらでギブアップを迫るということはない。
サブミッションをあえて捨て、打撃・投げ・飛び技に特化するというスタイル構築は、
オールマイティなレスラーの多い現代プロレスにおいて効果的に作用しているのではなかろうか




300kgの背筋力を活かし、高速で反り投げるジャーマンスープレックス
背後からの投げ技はハーフネルソンスープレックスドラゴンスープレックスもあり、
そのいずれもクイックなモーションで仕掛けるのが特徴である




カウンター技のひとつ、パワースラム。
この技の後、セカンドターンバックルに飛び乗ってのムーンサルトプレスへと繋ぐ。
この他、飯伏のカウンター技にはエクスプロイダーにドロップキック、そしてフランケンシュタイナー等が存在し、
そのいずれもが攻守交替に使われるものばかりである。

これらカウンター技は、飯伏自身がハンマースローするのではなく、
相手の不用意なランニングに対して繰り出される為、
オンラインマッチにて飯伏らしい流れを作りたいならば、相手に走ってもらわねばならないのが難しいところ




フランケンシュタイナーといえば雪崩式。
飯伏の試合では、この技を巡っての攻防が見どころのひとつと言えるが、
本作では精々すっぽ抜けフランケンを再現できる程度である。
いや、すっぽ抜けを再現できるだけでも大したモンであるが




相手を肩に抱え上げ、そのままランニングからコーナーへと投げ捨てる荒技、槍投げ
流石にコレはメジャー団体で使わせてもらえないだろうと思っていたのであるが、
棚橋がこの技でコーナーに突き刺さっているのを見て思わず噴飯




最近ではフィニッシュ前の一撃となることもある、未だ技名のないドライバー系の技。
実際はこの画像とは前後逆に仕掛ける技で、
カサドーラを狙った相手をキャッチし、そのままリングに突き刺す人でなし技である




頭部や顔面に厳しい攻撃を食らい続けると、突然笑みを浮かべる爽やかな狂人。
飯伏のスイッチが切り替わったサインである




キレた状態になると、打撃もより攻撃的に。
突き刺すようなストレート掌底で相手のガードを崩し、仕舞いにはグーで殴りつける始末




相手の位置もろくに確認せず、頭部を踏みつけていく。
この徹底したキレ表現は実に見事で、いい意味での緊張感をリングにもたらしてくれる




すっかり得意技として定着した、エプロンの相手をぶっこ抜くジャーマンスープレックス
まさかCWCでも繰り出すとは思わなんだ




ゲーム的には、エプロン相手をぶっこ抜くOMGはブレーンバスターしか存在しない為、
その技で代用するか、或いはこの雪崩式ジャーマンでお茶を濁すしかないのであった




以前までは繋ぎ技状態だったシットダウン式ラストライド (ゴールデンスターボム) は、
今や完全なフィニッシャーへと格上げ。
嬉しいことに、DLCにてまさかのピンコンボ対応版が追加されたが、抑え込む態勢がやや残念……




これまでに片手で数えられる程しか繰り出していない、飯伏のいわゆる封印技 フェニックスプレックス。
パワーボムの要領で抱え上げた後、
力の逃げ場の無い様パッケージングし、そのまま反り投げて固める危険技である




二度と拝めそうにない殺人技その1、24歳。
ブレーンバスターの体勢から前方に倒れ込み、相手の頭部を垂直にマットに突き刺すという、まさに殺人技




二度と拝めそうにない殺人技その2、リバース槍落とし。
この態勢に相手を捕らえ、膝付き式に頭から落とす超弩級の危険技だ




強力な投げ技によるフィニッシャーを手に入れた飯伏だが、最終兵器はやはりフェニックススプラッシュであろう。
ハヤブサのような優雅さはないが、高速回転で完璧に決める飯伏のそれを見れば、誰もが3カウントを確信する筈



おまけ


DDTのオフィシャル動画、2012年8月13日 飯伏幸太 公開練習。
これは、対ケニー用に編み出した数々の殺人技と、
飯伏の狂人スマイルを同時に堪能できる、恐ろしくも笑いを誘う動画である。
実際にリング上でこの4つの内の2つを食らった伊橋に、ある種の尊敬の念を抱かざるを得ない




コミュニティにてハッシュタグ ibushi で検索を掛けると、大量の飯伏がヒット。
何故に飯伏だけこんなにも作られているのか……とスクロールして確認してみると、ご覧のありさまであった。
そうである、再アップロード可設定の飯伏が大増殖していたのである。

これら飯伏は、恐らくダウンロード後そのまま再アップされたものであるが、
この画像の右下の様に微妙に改変してあるものもあり、妙に笑いのツボを刺激する




顔面完成度に不満を抱えたままながら、本ブログ謹製ゴールデン☆スターもアップロード完了。
ポイントは、ムーヴシーフアビリティと低いマイクパフォーマンス値



簡単に紹介する筈が、ご覧のありさま。
まぁよいではないか。


今回はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。