おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

ふと気付いたこと

 ファイプロロジック観戦派の私は、滅多に操作してプレイすることはない。
 CPUの動きを見て一喜一憂再調整…これぞ観戦派の醍醐味だ。
 実際のレスラーよろしくCPUがフィニッシュムーヴを決めたときは、喜びもひとしお。



 昔はロジックがここまで細かく設定できなかったこともあり、やはり操作しての対戦がメインだった。そこで毎度持ち上がったのが「ハメ」問題。

 起き上がりにラリアットを延々と重ねるのは有名な塩戦法で、当時は説明書のQ&Aで一徹先生が激しく怒っていたのを思い出す。「そんな戦法は使うな!」と。

 もっとたちが悪いのは、ハンマースロー後に追いかけてのラリアットだ。



 ハメ技対策として、シリーズ何作目かから序盤のラリアットはしゃがんで避けるシステムが追加された。だがしかし…ロープリバウンド中は回避不能なのをいいことに容赦なく叩き込まれるリキラリアット――はたまたウェスタラリアット、ドゥガンハンマー。

 純粋に対戦ツールとして勝敗を競うのならば形振り構うこともなかろうが、プロレスをやりたいのにシュートを仕掛けてくるような無粋なハメ技に、当時は憔悴したものだ。

 しかし…今日気付いたことがひとつ。
 この卑劣なラリアットを遠慮なく使用出来るレスラーを見つけたのだ!


 そのレスラーとは…数々の魅力的なレスラーが所属する中、一際カリスマ性の高い男「高木三四郎」。これまで気にも留めてなかったのだが、この技はまさにファイプロのそれではないのか?それとも私が知らなかっただけだろうか?

 この技を使い始めた経緯を知らないだけに、至極当然なことを書いてしまっているのかも知れない。もしそうならば、ご容赦いただきたい。


 「サンシローズライン」と呼ばれるこの技は、高木の得意とするオリジナルのクローズライン。ハンマースロー後に追いかけ、ロープリバウンド中に叩き込むのが特徴だ。

 まさしくファイプロの禁じ手!
 そりゃ強いわけだよ、三四郎


 もし対戦相手がショッパイ戦法を取ってくるならば、迷わず三四郎を選ぶといい。
 そして、遠慮なく禁じ手を叩き込んでやるのだ。