おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

Dead Space 2 開始

伯爵の魔力に取り憑かれ、長らく徘徊を続けた「悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair」であったが、
前回お伝えしたとおりひとまずの区切りが付いた為、ようやく進行の滞っていたソフト群のプレイ開始と相成った。

Dragon Age: Origins」はドラキュラHDプレイ中ものんびりと進行していたのであるが、
こと「DEAD SPACE 2」に関しては、全くの手付かず……そうである、所謂積みゲー状態だったのである。

というわけで、当面はこの2本を交互にプレイ予定。
……ところで君、DEAD SPACEはご存知であろうか。
なんと、知らぬと申すか……では簡単に説明させていただこう。

その過激な描写故、ローカライズされていないサバイバルホラーの金字塔、DEAD SPACE
四肢切断といった要素を規制しようにも、ゲーム性に密接に関係しているが為に規制の施しようもなく、
国内では好事家のみが海外版をプレイしているという現状である。

今回は、そんなDEAD SPACEの直接的な続編となる「DEAD SPACE 2」を紹介。
グロ方面に耐性の無い方は、十分注意いただきたい。



プレイヤーの操る主人公は、前作から引き続きアイザック・クラーク。
彼は兵士でもなんでもなくただのエンジニアなのだが、肝の据わった非常に頼もしい男である。
前作と比較しての最大の変更点は、喋るようになったことであろう





武器は主人公がエンジニアという設定を活かし、工具を武器に転用したものが多い。
私のお気に入りは「リッパー」という名の、丸鋸カッターに改造を施した武器。
工具前方に高速回転する丸鋸の刃を滞空させ、触れるものを無残に切り刻むのだ。
また、刃を前方に射出することも出来る為、遠方の敵への牽制としても使用可能





本シリーズの最も素晴らしい部分は、プレイ画面からHUDを完全に消し去ってしまった点であろう。
(HUDとはヘッドアップディスプレイの略語であり、プレイ画面に表示されるライフバーや残弾数表示やらのことを指す)

背骨のように光っている部分がライフバー、その右にある半円のゲージが
ステイシス(敵や物体の動作をスローモーションに出来る、スーツに備わっている機能)残量を示している。
また各種武器の残弾数は、LTを引いて構えた際、武器の傍にホログラム状に表示される。
恐怖体験を阻害するHUDの一切をプレイ画面から排除してしまうという、徹底した作りに感嘆しきりである





ライフやステイシスを回復するアイテムは、ワンボタンで使用出来る様設定されているが、
インベントリを開き任意に選択して使用することも可能だ。
但し、このインベントリ画面もアイザックの目前に表示される簡易モニタ風の演出となっており、
ゲーム内時間が止まることはない。

つまり、インベントリを開いていても敵は容赦なく襲い掛かってくるのだ。
これは、ショップや武器等を強化出来るベンチ利用中も例外ではなく、
警戒心を解くことの出来ぬ、嫌な緊張感を持続させることに成功している





ショップではアイテム売買の他、預けることも可能。
持ち運び出来るアイテム数が制限されている為、持ち出すアイテムの選択に悩む楽しみがあるのだ。
預けたアイテムは他のショップでも引き出せる為、預けたショップに引き返す必要はない





サバイバルホラーは道に迷ってしまうのが嫌いだ!という方でも安心の、ロケーター機能。
Rスティックを押し込むことにより、いつでも次のオブジェクティヴへの進路が示されるのだ。
DEAD SPACE 2ではオブジェクティヴ以外に、ショップやベンチへの進路も表示可能となった。

素晴らしいのは、この過剰とも思える便利機能があるにも拘らず、本来の面白さは全く損なわれていないことである





死体描写は前作と同程度。
損壊させた際のパーツ数も、前作からの変化はない様である。

DEAD SPACEでは、人間の死体を一瞬にしてネクロモーフ(つまるところ敵)化してしまう敵が存在する為、
発見した死体は事前にストンピング等で破壊しておくのも戦略のひとつ。
弔いたい気持ちも分かるが、まずは自らの命を守らねばならないのだ





数回踏み付け、手足と頭部が胴体から分離。
これで一安心、この死体がネクロモーフと化すことは無い





この部屋内にあった死体を一箇所に集め、一気に破壊。
アイザックの受難は続く……




ざっくりとお馴染みの噴飯直撮り画像で見ていただいたが、どうだったであろうか。
まだまだ書き足らぬが、なんとなく本作の魅力が伝わったならば幸いである。


発売直前に公開されたローンチトレイラー。
トレイラーの常として「いいとこ取り」を疑うかもしれないが、本作においてはその心配は無いと断言しよう






最後に、早速気になってきた君に朗報である……このトレイラーも見よ!



そうである、追加エピソードDLCの配信日が決定したのである!
いかん、私も本編を頑張ってクリアしておかねば……