おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

Fight Night Champion 新チューナーセット配信

君、FNCに新たなるクイックアップデートが到着しているぞ。
直ぐにチェックせよ!


ひとまずシングルで数戦してみたところ、どうやらダメージ表現が初期のものに戻ったようだ。
初回パッチ以降抑え目にされていた、あのいつかの藤波の如き流血が帰ってきたのである!

もう一点体感出来たのは、スタミナ減少率の変更。
前回のチューンでは、数発の空振りが命取りとなるスリリングな調整となっていたのであるが、
今回のチューナーセットでかなりスタミナに余裕が出来た印象だ。

この変更点によって、牽制のジャブすら安易に振れぬピーキーな調整だった以前のチューンよりも、
よりボクシングらしく戦えるようになったと言えよう……尤も、私は以前の調整も好きであったが。

その他ジャッジやらの細かい点も恐らく手が加えられていると思うが、
今回は詳細説明のソースが発見出来なかったので、細かい変更点がイマイチ分からず。
この辺りはプレイを重ねて具合を確かめるしかなさそうだ。


コーナー及びロープ際の攻防の追加、ジャブスパマー対策に伴う多岐に渡る調整。
幾度ものパッチ・チューンが施され、発売当初の状態からゲーム性が右往左往したものの、
最終的には進化した形で綺麗に収まったのではないかと思う。
エキシビジョンのみでも存分に楽しめる優秀な一作なので、
ボクシングに少しでも興味があるならば、是非に手に取っていただきたい1本である。




1ラウンド半ばにしてこのダメージ……ようやくパッケージ裏の謳い文句が復活したのだ。
しかし、以前までダメージ表現が抑えられていたのもあってか、あまりにも流血しすぎる感も





本ブログの誇るアイドルボクサー「田原"BIG"俊彦」も、1ラウンドにしてご覧のありさま。
視覚的にダイレクトにダメージが現れるのは、純粋に殴る楽しさを助長してくれるであろう





もしや通常マッチのダメージ描写はベアナックル相当となったのでは……と
ベアナックルを試してみたところ、全く以ってそんなことは無かった。
ご覧のとおり、ベアナックルはダメージのレベルが桁違いであった




本作のエキシビジョンを延々と遊べる理由は、ズバリランダム性にある。
強い戦法というのは勿論あるが、在り来たりの格闘ゲームのように確立したコンボ等は存在せず、
相手の位置・体勢により攻め手を考えつつ、臨機応変に戦う必要があるのだ。
安易に振ったテレフォンパンチにカウンターを食らい、ワンパンチKOなんてことも起こり得る為、
常に緊張感のある戦いを楽しむことが出来るというわけである。

惜しむらくは、オンラインにてラウンド設定が出来ないことであろうか。
野球ゲームのオンライン対戦のように、3ラウンド勝負といった遊び方が出来れば、もっと手軽に楽しめる筈。
一度試合が始まれば、最長10ラウンド20分戦わねばならぬ為(ゲーム内では、1ラウンド3分ながら
実時間における2分に設定されている)、試合開始前にある種の決意が必要となってしまうのだ。
かくいう私もそこがネックとなり、いつしかオン対戦が億劫になってしまったのが残念でならぬ。


……と話が大幅に脱線してしまったが、既に本作を所持している君は、久々に起動してみて欲しい。
そして、本作の持つ魅力を再確認するのだ。