おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

省エネ昇り龍 不死鳥 2011 番外篇

そう――あの時ハヤブサを救ったのは、身長190cm近くもある正体不明の超大型マスクマンであった。

今回は、そんなハヤブサの兄貴分である「大ハヤブサ」に挑戦。
ハヤブサのペイント素材を使い回せば、直ぐに完成するさ」
そんな安易な考えの下に作成されたCAWの出来栄えは如何程のものか……早速ご覧いただこう。


どこか見覚えのあるナチュラルパーマネントウェーブ、そして頑固親父を髣髴とさせる背中。
腰帯とズボンの隙間からは、黒いレスリングタイツが見え隠れする。
はたしてこの男の正体は……





ボケ気味であるが、正面からのショットを。
御尊顔を拝めぬなりにミスタープロレスっぽさを出すにはどうすればよいか悩んだが、
ここはひとつあの特徴的なボディの再現に挑戦してみようという結論に至った。

まずは、例の腹部のボコボコの再現に挑んでみた。
近距離では厳しいが、これくらいの距離ならば自然に馴染んでくれる程度には仕上がったか。

次に目を付けたのは、これまた独特な胸部分。
じっと見つめるうちに、デフォルトボディのニップルではどうにも昇り龍っぽさが出ぬ!と判断。
そこで、弛んだ胸筋を想起させる垂れ気味のニップルをロゴ貼り付けにて再現してみた。

ニップル改変は、是非に飯塚辺りにも適用したいところだ……いや、作成予定は無いが









この男の繰り出す攻撃は、無骨の一言に尽きる。
倒れた相手の顔面を蹴るのは日常茶飯事、殴るときはなんと握り締めたグーである。
そんな彼の鬼神の如き容赦の無い攻めを見る内に、いつしかサンダーストームが脳裏に響き渡っていた






背面に飛び、相手を押し潰すダイビングエルボーも得意とするようだ。
この技はスパイダージャーマンというトリッキーな技から繋ぐこともあるという。
また、コーナーでは雪崩式フランケンシュタイナーという大技も隠し持っているらしい











龍の魂を籠めて放たれるラリアットDDT、53歳、そしてパワーボム
数々の死闘を越えてきたかのような貫禄と畏怖を感じさせる、革命の2文字が似合うこの男は一体……





いつかの藤波戦では、「ブレーンバスターの体勢に抱え上げ、自由落下で垂直に落とす」という荒技を披露。

事前から新技の予告をする念の入れ様で、プロレスファン及び記者の期待は否が応にも高まっていたであろう。
しかし……コンセプトはよかったものの、3度に及んだ試みは何れも藤波の体勢がナチュラルに流れてしまい、
どう贔屓目に見てもちょっと高度のあるボディスラムにしか見えない大惨事。
幻の投げ捨て垂直落下ブレーンバスターは、この瞬間夢と消えたのであった





おまけとして、2着目になんとなく似合いそうなコスチュームを作成してみた。
ボコボコボディが映えそうな「黒パン+黄色いリングシューズ」というコーディネイトにしてみたが、どうか。
それにしてもこのシューズ、なんという低い再現度であろうか……要作り直しである





コーナーで喉元にえげつないチョップを打ち込む、ハヤブサっぽいなにか。
NOAHで行われたこの両者によるシングルも、バックボーンを知る者にとっては非常に見応えのある試合であった




左腕に魂を籠め、ラリアットの予告。
闘う昭和のレスラーよ、いつまでも現役であれ




というわけで、今回の記事は如何だったであろうか。
簡単に完成するだろうと思ったものの、体格調整にことのほか苦戦してしまった。
なによりこのボディスキンでは、どう足掻いてもライトヘビー級になってしまうのが残念でならぬ。

新作では、どうか階級とボディスキンは個別に設定出来ますように……



今回はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。