WWE'12 ファーストインプレッション+殺人医師・復刻
君、待望の新作「WWE'12」が昨日到着したぞ。
さっそく触ってみたので、ファーストインプレッション及びWWE'12初CAWをご覧いただこう。
▼操作関連
まず書かねばならぬのは、操作体系に関してであろう。
そうである、またしてもガラリと変更である。
まずグラップルがボタンに戻った時点で混乱必至。
お見合いしたまま右アナログスティックをグイグイ……なんて光景も、当面は無くなりそうにない。
とはいえ君のことだ、一週間と待たずして操作は慣れてしまうであろう。
さて君、問題点は別にあるのだ。
私の操作が悪いのかコントローラが悪いのか、はたまたプログラムの欠陥なのか。
どう足掻いてもランニンググラップルが1種類しか出ないのだ。
せっかくランニングアタックが2種類に戻ったというのに、どうしたものか……。
▼システム関連
操作には慣れれど、システムに慣れるのは少々時間を要しそうだ。
まず、序盤の展開はこれまでとは全く違う繋ぎを考える必要がある。
どんな技を仕掛けようとすぐに起き上がってしまう為、容易にグランド技に繋ぐことができないのだ。
しかし、新作に新たな環境は付き物。
馴染んでいく過程を楽しむポジティヴさを持とうではないか。
技セットに関しては、前作のキツすぎる制約から解放され、
チェーングラップルからもある程度の大技が繰り出せるようになった。
おかげで技セットを組むのに時間が掛かってしまうが、これは嬉しい悲鳴であろう。
反面、プロレスシミュ視点からみて非常に使い勝手のよかった
「アルティメットコントロール」カテゴリが、ごっそり削除されてしまった。
これは、技の妨害が可能な新エンジンを楽しんでくれよ!
というユークスなりの気の利かせ方なのかもしれぬが、
「パワーボムを耐える」といったシチュエーションを作り難くなったのは非常に厳しい。
この辺りも、まずはWWE'12をやり込み新たな駆け引きを模索するしかなさそうだ。
おぉっと、ひとつ素晴らしい改良点を書き忘れるところであった。
今作のボストンクラブやスコーピオン・デスロックといったストラグルサブミッションは、
這ってロープブレイクすることができるようになったぞ!
さあ君もすぐに試してみるのだ。
▼クリエイト関連
君、CAWに関しては期待を捨てよ!
なんと、数える程度のパーツが増えたくらいで、あとは完全に使い回しなのである。
利点を挙げるとすれば、前作のCAWデータの数値をメモし、
WWE'12にてすぐに復刻できるということくらいか。
大きな進化は望んではいなかったものの、あまりに肩透かしだ。
目ぼしいパーツとしては、新マスクとしてのっぺらぼう状態にできるものが追加されたが、
マスク上部が開いていないと、ヘアスタイルに関わらず頭髪が完全収納されてしまう仕様に変更がない為、
用途としては狭くなりそうだ。
谷婦人を丸ごと描いてやろうと思っていただけに、実に無念……。
ただ、悪い点ばかりではない。
というのも、今回は128×128のペイントが、非常に映えるようになっているのだ。
強めのAAが掛かっているのか、それとも単に解像度が低いのかは分からないが、
WWE'12においては256×256のペイントを使用する利点はあまりなさそうな感じだ。
ついでに、ペイントツール自体の変更点も挙げておこう。
まず基本的な仕様は全く変更なし。
明度を下げれば彩度も下がる残念仕様もそのままである。
改良点としては、ラインを引いたりする際の効果音がカッコよくなったこと!
無駄にリヴァーヴが掛かりまくっているので、徐々に苛立ってくること間違いなしだ。
改悪点は、スポイト使用時に再度ツールの選択が必要になったこと。
ほんのひと手間の話ではあるが、これが面倒で……なぜ仕様を変更したのか理解不能である。
あと、期待していたペイント及びCAWの保存枠は結局変更なし。
さらに、CAFに関しては新ムーヴの追加もなく「完全に使い回し」であった。
しかし君、新たに追加されたアリーナ作成モードはなかなかに良さそうだぞ。
オンラインでは使えそうにないのが残念だが、いろいろと試してみる価値はありそうだ。
と、つらつらと不満8割に書き流してしまったが、かといって本作が駄作だといいたいわけではない。
言うならば、SVR2011の完全版といったところだ。
全てに新規要素が追加されたわけではないが、それでもコンテンツはてんこ盛り。
まずはじっくりと吟味し、手に馴染ませていくとしよう。
では最後に、WWE'12初CAWとなる、殺人医師・スティーブ・ウイリアムスをご覧いただこう。
SVR2011で作成した殺人医師の数値のメモを取り、WWE'12でそのまま打ち込んだもの。
質感こそ前作とは違うものの、造形に関してはご覧のとおり
シューズのロゴはペイントツールにて作成。
先述のとおり、前作と全く同じツールなので描きなれたものである
フェイスラインの野性味たっぷりなぺっとり髪は、前作同様ペイントツールにて描いた。
顔の造形はもう少し煮詰めることができそうだ
ようやく追加されたカウンターのフラップジャック。
三沢を顔面から叩きつけたあの場面が目に浮かぶ
新規追加のボクシング風ジャブのモーションが素晴らしい。
ウイリアムスにうってつけである
まずウイリアムスを作成した理由がコレ。
小橋を仕留めた際の殺人バックドロップホールドのモーションに酷似している為、
これまたウイリアムスに嬉しい追加技だ
ちなみにこのリングは、クリエイトアンアリーナで作成したものだ。
試しに短時間でやっつけクリエイトしたものであるが、これはなかなかに好感触である
というわけで、今回の記事は如何だったであろうか。
欠点も見え隠れするものの、前作よりは安定した仕上がりと感じるWWE'12。
まずはまともに試合をメイクできるよう、ステータスの把握から共にはじめよう。
次回は、リバプールの風と消えた男扮する、あのマスクマンを復刻予定。
乞うご期待。
さっそく触ってみたので、ファーストインプレッション及びWWE'12初CAWをご覧いただこう。
▼操作関連
まず書かねばならぬのは、操作体系に関してであろう。
そうである、またしてもガラリと変更である。
まずグラップルがボタンに戻った時点で混乱必至。
お見合いしたまま右アナログスティックをグイグイ……なんて光景も、当面は無くなりそうにない。
とはいえ君のことだ、一週間と待たずして操作は慣れてしまうであろう。
さて君、問題点は別にあるのだ。
私の操作が悪いのかコントローラが悪いのか、はたまたプログラムの欠陥なのか。
どう足掻いてもランニンググラップルが1種類しか出ないのだ。
せっかくランニングアタックが2種類に戻ったというのに、どうしたものか……。
▼システム関連
操作には慣れれど、システムに慣れるのは少々時間を要しそうだ。
まず、序盤の展開はこれまでとは全く違う繋ぎを考える必要がある。
どんな技を仕掛けようとすぐに起き上がってしまう為、容易にグランド技に繋ぐことができないのだ。
しかし、新作に新たな環境は付き物。
馴染んでいく過程を楽しむポジティヴさを持とうではないか。
技セットに関しては、前作のキツすぎる制約から解放され、
チェーングラップルからもある程度の大技が繰り出せるようになった。
おかげで技セットを組むのに時間が掛かってしまうが、これは嬉しい悲鳴であろう。
反面、プロレスシミュ視点からみて非常に使い勝手のよかった
「アルティメットコントロール」カテゴリが、ごっそり削除されてしまった。
これは、技の妨害が可能な新エンジンを楽しんでくれよ!
というユークスなりの気の利かせ方なのかもしれぬが、
「パワーボムを耐える」といったシチュエーションを作り難くなったのは非常に厳しい。
この辺りも、まずはWWE'12をやり込み新たな駆け引きを模索するしかなさそうだ。
おぉっと、ひとつ素晴らしい改良点を書き忘れるところであった。
今作のボストンクラブやスコーピオン・デスロックといったストラグルサブミッションは、
這ってロープブレイクすることができるようになったぞ!
さあ君もすぐに試してみるのだ。
▼クリエイト関連
君、CAWに関しては期待を捨てよ!
なんと、数える程度のパーツが増えたくらいで、あとは完全に使い回しなのである。
利点を挙げるとすれば、前作のCAWデータの数値をメモし、
WWE'12にてすぐに復刻できるということくらいか。
大きな進化は望んではいなかったものの、あまりに肩透かしだ。
目ぼしいパーツとしては、新マスクとしてのっぺらぼう状態にできるものが追加されたが、
マスク上部が開いていないと、ヘアスタイルに関わらず頭髪が完全収納されてしまう仕様に変更がない為、
用途としては狭くなりそうだ。
谷婦人を丸ごと描いてやろうと思っていただけに、実に無念……。
ただ、悪い点ばかりではない。
というのも、今回は128×128のペイントが、非常に映えるようになっているのだ。
強めのAAが掛かっているのか、それとも単に解像度が低いのかは分からないが、
WWE'12においては256×256のペイントを使用する利点はあまりなさそうな感じだ。
ついでに、ペイントツール自体の変更点も挙げておこう。
まず基本的な仕様は全く変更なし。
明度を下げれば彩度も下がる残念仕様もそのままである。
改良点としては、ラインを引いたりする際の効果音がカッコよくなったこと!
無駄にリヴァーヴが掛かりまくっているので、徐々に苛立ってくること間違いなしだ。
改悪点は、スポイト使用時に再度ツールの選択が必要になったこと。
ほんのひと手間の話ではあるが、これが面倒で……なぜ仕様を変更したのか理解不能である。
あと、期待していたペイント及びCAWの保存枠は結局変更なし。
さらに、CAFに関しては新ムーヴの追加もなく「完全に使い回し」であった。
しかし君、新たに追加されたアリーナ作成モードはなかなかに良さそうだぞ。
オンラインでは使えそうにないのが残念だが、いろいろと試してみる価値はありそうだ。
と、つらつらと不満8割に書き流してしまったが、かといって本作が駄作だといいたいわけではない。
言うならば、SVR2011の完全版といったところだ。
全てに新規要素が追加されたわけではないが、それでもコンテンツはてんこ盛り。
まずはじっくりと吟味し、手に馴染ませていくとしよう。
では最後に、WWE'12初CAWとなる、殺人医師・スティーブ・ウイリアムスをご覧いただこう。
SVR2011で作成した殺人医師の数値のメモを取り、WWE'12でそのまま打ち込んだもの。
質感こそ前作とは違うものの、造形に関してはご覧のとおり
シューズのロゴはペイントツールにて作成。
先述のとおり、前作と全く同じツールなので描きなれたものである
フェイスラインの野性味たっぷりなぺっとり髪は、前作同様ペイントツールにて描いた。
顔の造形はもう少し煮詰めることができそうだ
ようやく追加されたカウンターのフラップジャック。
三沢を顔面から叩きつけたあの場面が目に浮かぶ
新規追加のボクシング風ジャブのモーションが素晴らしい。
ウイリアムスにうってつけである
まずウイリアムスを作成した理由がコレ。
小橋を仕留めた際の殺人バックドロップホールドのモーションに酷似している為、
これまたウイリアムスに嬉しい追加技だ
ちなみにこのリングは、クリエイトアンアリーナで作成したものだ。
試しに短時間でやっつけクリエイトしたものであるが、これはなかなかに好感触である
というわけで、今回の記事は如何だったであろうか。
欠点も見え隠れするものの、前作よりは安定した仕上がりと感じるWWE'12。
まずはまともに試合をメイクできるよう、ステータスの把握から共にはじめよう。
次回は、リバプールの風と消えた男扮する、あのマスクマンを復刻予定。
乞うご期待。