おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

ARMORED CORE V エンブレム(デカール)を作成してみる

君、アーマードコアをご存知か。
なんと、知らぬと申すか……ならば、簡単に説明させていただこう。

アーマードコアとは、胴体(コア)や頭・腕・脚といった豊富なパーツ群から自由にメカを組み上げ、
そのメカを駆り与えられた任務をこなしていくアクションシューティングゲームである。

購入動機は至って単純だ。
オーバードウェポンの存在と、初代アーマードコア以来の三石琴乃氏のシステムボイスの復活!
今こそレイヴンとして復活する頃合い!時はきた!それだけだ……(ぷふっ)というわけである。



予約もせずに購入したが、特典のヘッドセットが付属しお得な気分。
使う機会があるか否かは、また別であるが


さていざ戦場へ!
と意気込んだものの、初日より専用サーバーがポンコツ状態でゲームにならず。

よし、ならばサーバー復活まではマイメカのカスタムにでも勤しむとしよう……



アセンブル完了、ACネームは「ヤスオ」。
この名は、我が心の師匠の一人、稲川淳二氏の傑作怪談「湖の運動靴」の登場人物からお借りした。
カラーリングコンセプトは、「右腕だけ派手に塗装したものの、資金が尽きてあとは塗れず」
なお、このコンセプトは湖の運動靴とは一切関係ない、ただの思いつきコンセプトである。

今はまだ野ざらし状態にある憐れなヤスオであるが、
資金さえあればガレージを購入しカスタマイズすることも可能だ





エンブレム及びデカールは、デザインを重ね貼りして作成する。
Forzaシリーズのバイナル作成手順とよく似た感じだ。
ACVでは128枚までデザインを重ねることができるものの、
デザインを斜めに引き伸ばすことができない為、意外に苦戦を強いられる。

このデザインは、我が教祖様であるPain of Salvationのアルバム「BE」のジャケットデザインを再現したもの。
超簡素化しつつ試し描きしてみたが、思っていたよりしっかりとしたツールだ、というのが第一印象。
ちなみに、このデザインの使用レイヤー数は40程度





描いたデカールは好きな箇所に好きなサイズで貼り付けることができる。
1機体につき最大10種類・各部位に最大32枚貼ることができるので、
Forzaの痛車のように痛ACなんてものも手間さえ掛ければ作れそうだ





機体自体のカラーも各部位毎に設定可能。
装備している武器も自由にカラーリングできるのがまたうれしい





サイドからのショット。
ACVでは、脚部の積載量さえ許せばショルダーユニットにも大型武器を担いで出撃することができる。
但し、総重量が軽い方が動きも身軽になるので、強力な武器を大量に持ち込めば勝てる、というわけでもない。

脚部にも種類があり、中には4脚やタンクタイプまで用意されている。
このタイプは重量逆関節型で、ブースト時にはジャンプ力が上昇するというのが最大のメリット。
動かしやすいので、初心者向けの脚部パーツではなかろうか





せっかくなので128枚使い切ってやろう!
というわけで、題材はForzaでも描かせていただいた日野日出志先生の「恐怖!地獄少女」。
ツール自体は非常に簡素化されており使いやすいので、すぐに慣れることができた。

デザイン1枚毎に上下左右の伸縮回転及び反転、コピー&ペースト、そして透明度設定も可能と
必要十分な機能の備わったツールながら、レイヤーのグループ化ができない点だけは残念。

WWEシリーズも、こんな感じのデザイン作成ツールにすればいいものを





とりあえず脚部脛当て部分に貼り付けてみたが、逆光を受けてもうひとつ綺麗なショットが取れず。
サーバーが復活したらもっと面の広いパーツを購入し、大きく貼ってみたいところである




今回の記事、如何だったであろうか。

操作は心地良い煩雑さを持ち、重厚なメカを操る楽しさを思い出させてくれるARMORED CORE V
人型兵器への淡い憧れがあるならば、君も挑戦してみては如何か。