おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

ARMORED CORE V ほか

オンライン周りの不具合に悩まされつつも、現在絶賛プレイ中のアーマードコアV
今回は、このACVにて新たに作成したデカール紹介の他、
UFC3体験版の感想やらも軽く書き流してみよう。


ARMORED CORE V
 本作の素晴らしい点は、なんといってもその操作感であろう。
 ブースト関連だけで4種類ほどの操作に追われるため慣れるまでは戸惑ったが、
 慣れてきたときの「自在に操っている感」は唯一無二。
 この「動かしていて気持ちいい」という一点のみで、本作は評価に値する。
 特にブーストドライブで壁を蹴っての高度稼ぎや任意の方向への加速は、特筆ものの気持ちよさだ。

 無駄に作り込まれた各種パーツのギミックもメカ好きの心をくすぐるであろうし、
 その極致であるオーバードウェポンの存在は、間違いなく本作の魅力の凝縮体。
 しかも機体は自由にパーツを組んでカラーリング出来、エンブレムやデカールを貼り付けられるのだから、
 メカ好き垂涎の逸品といって差し支えなかろう。

 目玉となっているオンライン関連コンテンツは、不具合こそ多いものの内容は充実している。
 最大20人からなるチームを組んで、領地争奪戦を繰り広げるシーズン制のメインコンテンツ、
 気軽にチーム戦やバトルロイヤルを楽しめるフリー対戦、
 デュエルで行う真剣勝負のランクマッチ、
 そして2人でCO-OP可能なストーリーミッションにオーダーミッションと、実に盛り沢山である。

 反面オフラインのみでは、稚拙な台詞回しかつ言葉足らずで理解困難なストーリーミッションと、
 ストーリー後日談である細切れオーダーミッションしか楽しめぬため、
 本作を真に楽しむにはオンライン環境を整えておく必要があるだろう。

 個人的には、新生アーマードコアのこの方向性は大歓迎。
 この路線でさらに煮詰めた続編が、今から待ち遠しい。




新たなガレージを買ってみたところ、ガレージのオプションパーツによりエンブレムがでかでかと。
空母のブリッジに地獄少女
ロボものだけに、ビッグロボット関連デザインを描いてみるのも面白そうだ。

ちなみにこの軽量機体が背負っているのは、オーバード・ウェポンのひとつ「マルチプル・パルス」。
起動までに時間がかかり自機にもデメリットのあるイレギュラー兵器であるが、
扇状に広げた砲門から全方位にパルスを撒き散らすさまは圧巻の一言





地下基地風のガレージを買ってみると、オプションに垂れ幕が。
こちらもまたエンブレムが大きく表示されいい塩梅だ





我が心の師匠の一人ユルグ・ブットゲライトの傑作「死の王」からデザインを拝借したエンブレム。
縁を作って照り返しを施し、立体エンブレムっぽい作りを目指してみた。
簡単なデザインに見えるが、これでもレイヤー約120枚を消費してしまっている





なんとなく頭部パーツに地獄少女を貼り付けてみたところ、非常にデンジャラスな見てくれに。
手間さえ掛ければ面白いものが作れそうなポテンシャルを感じる





この4脚機体の後部にくっついているのは、オーバード・ウェポンのひとつ「ヒュージ・キャノン」。
チャージにかなりの時間を要するが、遠距離から敵機体を一撃で粉砕する威力を誇る
恐ろしいイレギュラー兵器だ。
起動後制限時間を過ぎたらポンコツになり、敗色濃厚となるのがまたよろしい



公式まとめ映像「シングルプレイ編」
もう少しゲームスピードを落としてくれたならば、さらに私好みとなりそうなのだが



公式まとめ映像「カスタマイズ編」
パーツ500総数種類以上というのはどうにも怪しい……が、細かいことを気にするなんてらしくもないぜ





UFC Undisputed 3
 いよいよ発売間近となった、待望のシリーズ最新作「UFC Undisputed 3」。
 ありがたいことに今回も体験版が用意されていたので、早速プレイしてみた感想を書き流してみよう。

 前作は体験版をプレイし、進化の幅の小ささに落胆し購入を控えてしまったのだが、
 UFC3は触って1戦目にしてすぐさま購入意欲をそそられてしまった。

 なんといっても、PRIDEモードが用意されているのは卑怯!ハイキックである。
 PRIDEモードでは、UFCでは禁止されているムーヴが解禁されるだけでなく、
 例のリングアナウンサーからレニー・ハートの選手コールまで完備されており、
 単にUFCのおまけとして作られたものではないというのは明白……
 とにかく細部に至るまで丁寧に「PRIDE」として作られているのだ。

 内容は1作目からの正統進化といった形で、ブランクはあるもののすんなりと順応できた。
 操作は、四肢に対応した攻撃ボタンと上下段のガード、そしてタックルが基本となる。
 そこに打撃のフェイントやスウェー・ダッキング、選手固有技、
 打撃のキャッチや投げ技といった要素が複雑に絡み、独特の緊張感ある駆け引きを生み出すというわけだ。

 一新されたサブミッションの攻防も悪くなく、60fpsできびきびとした闘いを楽しめる本作は、
 総合格闘技ゲームの決定版として高評価を得そうな予感である。
 さっそく殺人医師や青パンジャスティスをクリエイトしたい衝動にかられてしまっているが、
 体験版で概ね満足してしまった感があるのも否めない……この体験版、遊ばせすぎだ。

 購入するか否かはさておき、もし君が海外タグをお持ちならば是非に体験版をDLしプレイしてみてほしい。
 容赦なく襲い掛かる在りし日のPRIDEテーマ曲……勇壮なるメロディに、君も打ちのめされよ!
 
 さて最後に、御節介ながら体験版プレイに際してのオススメセッティングをば。

 ・ゲーム開始後一通りのチュートリアルヒントを確認し理解したならば、オプションからオフにするべし
 ・操作に慣れてきたらスタミナをシミュレーションに設定し、スタミナ管理を楽しむべし
 ・難易度ビギナーに物足りなくなったなら、高難易度に挑むべし




エルボーは禁止となるが、サッカーボールキックやフェイスストンプ、
そして4点ポジション相手へのニーといった危険な攻撃が許されるPRIDEモード。
体験版で使用可能なヴァンダレイ・シウバには、固有技としてジャンピングフットスタンプが用意されている





こちらはUFCモード。
金網に囲まれたオクタゴンから感じるプレッシャーは、想像以上に大きい。
この動画では確認できないが、金網際の攻防もきちんと再現されているのがうれしいところだ。

ひとつ気になったのが、両モード共通に追加された新システム「Finish the Fight」。
これはKOした相手に追撃を加えてトドメを刺すことができるというもので、
レフェリーが制止するまでは攻撃し続けることが可能というアグレッシヴなシステムである。
KOしたCPUに覆いかぶさりパンチを浴びせ続けるのは、背徳感がありつつも気持ちいいのだが、
オンラインにてコレをやられると一瞬にして心が折れそうな気が……

話変わってグラフィックスについても少々。
グラフィックス及びモーションは必要十分に美しいが、表情と筋肉の描画はもうひとつ。
とはいえ、60fpsとのトレードオフと考えれば、これが最適の落としどころなのであろう。
両立には次世代機の登場を待つしかあるまい



気になる発売日は海外版は2月14日、国内版は3月1日予定。
さらなる情報を求めるならば、公式サイトへゴー!


UFC Undisputed 3 国内版公式サイト
UFC Undisputed 公式サイト