おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

不死鳥追悼プロジェクト Vol.3

飯伏幸太復帰戦を見た。

復帰後初の大技は大便器に突き刺すパイルドライバーと、
終始コミカルな展開であった試合も、終盤はリング上でのプロレスらしい攻防。
ひと回り大きくなった風に見えるその身体で繰り出す技にはキレもあり、
飯伏完全復活を強く印象付けた。

フィニッシュ直前。
コーナーに登るその前に飯伏の取ったのは、両手を交差させた後大きく広げる不死鳥アピール。
復帰戦を飾ったフィニッシュムーヴは、華麗なる追悼の飛翔であった。



さて。



プロジェクト参加CAWの紹介も今回が最終回。
いずれ劣らぬ力作の数々を、見逃すことなかれ。


GOEMON Created by Yoshi193

FMW練習生として江崎よりも後に入団を果たした中川浩二
優等生で生真面目な性格であった彼が、いつの間にかこんなことに……




別角度から1枚。
頭部だけでかなりのレイヤーを消費しているのが一目瞭然だ




全体像。

新生FMWではすっかり悪に染まったムーヴでやりたい放題。
ファルコンアローにHエッジと、あえて掟破りを行うことでハヤブサを心身ともに苦しめた




背面のデザインはカスタムロゴで再現。
全体にシンプルなコスチュームながら、シンプルだからこその難しさもあるのだ




2着目にはヘアスタイル違いを用意。
こちらはより中川っぽい雰囲気となっている




変な石チェック

フェイスペイントをカスタムロゴで再現している他、ヘアスタイルはデザインで耳まで塗り潰しての作成。
この耳まで覆う手法は場合によっては効果覿面であり、私も飯伏や健悟で同様のテクニックを使用している




サブゥー Created by Ebi Sio

若き日の江崎を子供扱いであしらった、ザ・シークの息子。
その実力とプライドの高さは折り紙つきで、気に入らない対戦相手とはまともに試合をしようともしなかった。

ちなみに、今回提供いただいたモデルはTNA仕様。
しばらくはこの坊主頭を気に入っていた様子のサブゥーだったが、今はすっかり元の長髪に戻っている




男前角度で1枚。
鼻から顎にかけてのモーフィングは素晴らしい仕上がりだ




全体像。

ハヤブサの事故を受け、サブゥーの取った行動はハヤブサのコスプレ。
このエピソードは、ハヤブサが如何にサブゥーの信頼を得ていたかを垣間見ることのできるものある




帯は既存の立体パーツではなく、背面に垂らした状態のものをデザイン貼り付けで表現。
こういったこだわりこそが大事なのだ




入場コスチュームは勿論コレ。
アッラーマッキーム!




変な石チェック

細かい傷や皺はデザイン貼り付けで再現。
数年前まではほとんどのプレイヤーがモーフィングで済ませていた頭部も、
今やこういった部分まで表現するのが当たり前となったのは実に感慨深い




田中将斗 Created by Rei Kashiwagi

FMWのエース2枚看板の内の一人、田中将斗
ハヤブサとは幾多の名勝負を繰り広げた。
印象的な試合は、Hからハヤブサへと舞い戻った直後のシングルマッチ




ひと目で分かる、頭部に割かれたレイヤー数の多さ。
ほうれい線は少々深めに描写されているが、試合中はいい塩梅に馴染んでくれるのだ




全体像。
コスチュームのロゴも丁寧な仕上がりだ




背面もご覧のとおり。
どのロゴも綺麗に描かれており、ドットを感じさせない




2着目に股上の比較的浅いパンツ、3着目はECW仕様のコスチュームを用意。
ハヤブサと戦うのみならず、どんなリングにも上がれるであろう




変な石チェック

ここにも発見虎デザイン。
このデザインは境目をぼかしたり微妙な陰影を付けたりと、工夫次第で様々な用途に使えるのだ




おまけ



峠に霞て 無常の墨絵 紅き大和の 声ぞ聞く……
大急ぎで作成したものの、結局完成の間に合わなかった念仏大師。
前回作成モデル(2K14)から数値コピーすることなくいちから組み上げてあるので、
機会あらばいずれその詳細を紹介させていただこう




全3回に渡ってのプロジェクト参加CAW紹介、如何だったであろうか。

これ程に作り込まれたCAWを、これだけで終わらせるのはどうにも惜しい。
やはり、作るしかなかろう……作るしかあるまい。



今回はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。