おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

WWE 2K17 - Ride of the Valkyries '17

とんだいっぱい食わせ者作成中の息抜きに、ふと食った道草。
賢明なる読者諸兄姉ならばもうお分かりであろう……そうである、先に道草CAWが完成してしまったのである。
というわけで今回は、一息に仕上げてしまった某テロリストを紹介させていただこう。



今回のモデルは、WWE '12以来の復刻となる藤原組組長 藤原喜明
不敵な印象を与える右口角が実にチャーミング




生々しく傷の残る開腹手術痕をなんとか再現したく思い、彼是試行錯誤。
結局天龍作成時の手法を用い、
ボディ前面を丸々カスタムロゴで覆うという力技でアレしてみた(左: ロゴなし / 右: ロゴあり)。
今回はより自然なボディテクスチャとなる様、陰影の微調整にもチャレンジしてみたぞ




全体像。
コスチュームはシンプルながら、その存在感は絶大であろう




何気なく藤原組シャツを作りはじめたところ、
なんとラグランスリーヴの素体シャツが見当たらぬという大惨事 (或いは見落としか)。
仕方なく近いデザインのシャツをベースに、ロゴをぺたぺた貼り付けてそれっぽく仕上げたのであった。
ただ、組長は入場時シャツを着ることは少ない為、むしろ黒パン1枚で入場する方がらしいかもしれぬ




んムフフ……これでいかなる団体にでも参戦できよう。
引く手数多の藤原組長、今日はどのリングに上がってやろうか




さて、ここからは藤原喜明のムーヴについて簡単に触れてみるとしよう。

組長のムーヴから感じ取れるのは、色濃いゴッチイズム。
チェーンレスリングからダブルリストアームサルトで相手をそり投げ、
そのままグラウンドの攻防へ移行……といった定番ムーヴでさえも、どこかゴッチの香りが漂う




グラウンドヘッドロックを維持し、優位を保つ。
そうして相手のスタミナをじわじわと奪いつつ、サブミッションを虎視眈々と狙うのだ




地味なイメージの先行しがちな藤原だが、その実豪快な投げ技も得意とする。
こちらは人間風車ダブルアームスープレックス




見た目に美しい妙技、クルックヘッドシザースホイップ。
組長の場合、相手の逆エビ固めの返し技として使用することが多い




ジャンピングでマットに突き刺す、ドリル・ア・ホール・パイルドライバー。
投げられまいと腰を落とす相手にはゴッチ式をお見舞いだ




奥の手、ジャーマンスープレックスホールド。
由緒正しき藤原のジャーマンは、凡百の使い手のそれとは重みが違う!




関節技の鬼の異名をとる藤原喜明
代表的なサブミッションのひとつが、このアキレス腱固めだ




海外では Fujiwara Armber の名で広く知られる組長の得意技、脇固め。
完璧に極まれば、その瞬間に試合が決する




私的に最も印象深い藤原喜明の関節技は、腹固め。
攻められている状況からの腹固めでの逆転劇は、もはや芸術品といって差し支えあるまい。
ただ、本作に腹固めが収録されている筈もなく、渋々コレで代用するより他ないのであった




パンチやキック、張り手といった各種打撃も得意とする藤原だが、
代名詞と言える打撃技はやはりコレ、石頭によるヘッドバット
なかでも片足を振り上げた反動で頭を打ち付ける一本足頭突きは、フィニッシュにもなり得る強烈な破壊力を持つ




ある意味では定番ムーヴと言える、ターンバックルへの頭部打ち付けられ。
ひとしきりやられた後は自らターンバックルに頭を打ち据え、驚異の石頭を存分にアピールしてやるのだ




打・投・極揃った強さを持ちながら、ラフプレイも一級品という懐の深さ。
ガウジングにはじまり、コブラクローからマンハッタンドロップまでやりたい放題である



おまけ

一本足頭突きの餌食となった198cm143kgの大男。
はたして、この男の正体はビッグ・ジョン・誰なのか




うーむ、こうなると平成のテロリストやいぶし銀、椅子大王辺りも欲しくなるのう。
いい素材が見つかるか否か……


今回はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。