おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

殺戮の宴は終わることなく

 FINISH HIM!

 野太く響くブルータルヴォイス…タフゲーマーなら必ずや聞いたことがある筈だ。そしてすぐにマイキャラのFATALITYコマンドが脳裏をよぎるに違いない。

 今回紹介するのは、北米で絶大な人気と知名度を誇る残虐対戦格闘。元々実写取り込みが話題を呼んだ本作だが、ハードの進化に伴い4作目より3Dポリゴンに移行。そして、ポリゴン化されて3作目となるのが……

「MORTAL KOMBAT:DECEPTION」(Play Station2)  前作にあたる「MORTAL KOMBAT:DEADLY ALLIANCE」をベースに、様々な追加要素が加えられた本作……格闘ゲームでは異例の大ボリューム。主な新要素を挙げてみよう。

 シングルプレイ専用のアクションアドベンチャー「コンクエストモード」では、新キャラクタの1人である「シュジンコー」を操り、彼の少年期から老年期までを追体験しつつ、そのストーリーを楽しめる。
 MKキャラをコマに見立ててプレイする「チェスコンバット」は、腕が良ければ弱いコマでも勝ち続けれるアバウトなボードゲーム+アクション。この適当さが心地良い。
 そして、1本の独立ソフトとしてのクォリティを備えている「パズルコンバット」。デフォルメされたMK戦士達が画面下でちょこまかと戦い、敗者には当然フェイタリティが待ち受けている。

 これだけのモードを備えつつ、格闘・チェス・パズルはオンラインにまで対応しているという贅沢っぷり(PS2/Xbox版のみ)。いや〜素晴らしい!勿論その他にも様々なヤリコミ要素が用意されており、飽きることなくプレイ出来るだろう。


 MKシリーズで最も重要なファクターである「フェイタリティ」は1人の戦士につき2種類が用意されており、さらには自爆技である「ハラキリ」が追加され、戦いが終わってからも熱い駆け引きが楽しめる。しかも前作で消滅してしまっていた「ステージフェイタリティ」が復活し、戦闘中の位置取りの重要性がさらに増した。緊張感倍増!

 残念な点として、前作から多数のキャラが追加されたものの、反して数キャラが削除されてしまったことだ。追加数のほうが上回っているので文句は言えないが、シャン・ツンやクアン・チーが対戦で使用できないのはやっぱりちょっと残念。
 とはいえ、前作で絶命してしまった筈のリュウ・カンが隠しキャラとして華々しく復活!ファンにはこれ以上ない朗報だ。が、そこは「MORTAL KOMBAT」。普通に復活するわけも無く……

ゾンビ化して復活……


 入手条件は難しいが、オルタネイトコスチュームを獲得すれば生前のリュウ・カンカラーでプレイ出来るぞ!モータリアンな君ならきっと発見できる筈だ。


 対戦格闘としてのゲーム性も飛躍的に向上した本作。この夏はモータル三昧で過ごしてみないか?ちなみに最後発で発売されたゲームキューブ版は、オンライン機能こそないもののキャラクタがさらに追加されている。羨ましいぞ、オイ!