おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

隠し玉、炸裂! +原点回帰の一作

ヒクソンの勇姿が年内に見れる……?
本人の発言を含め、再びリングに赴く可能性が高まってきたね。
もう一度だけでいいから、彼の闘いが見たい。
そして伝説のまま……幕を閉じれば最高だ。

スポーツナビ ヒクソン取材記事

さて。

TGS2007も残るところ明日1日。

大きなサプライズも無いまま終わってしまうかと思ってたら、
思わず声が洩れそうな隠し玉が唐突に発表されたのだっ!
▼まさかの新作発表!

ガンダムファン層を突き放すかのような高難易度で知られる名作シミュレーション
機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズ。
その最新作が、バンダイナムコブースで唐突に発表されたのである!

機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威 (PSP

そのサブタイトルのとおり、新作ではなんと逆襲のシャアまでを収録!
IFイベントも起こることを想定すれば、もうワクワクせずにはいられないね!

来月頭に発売される『ガンダム バトルクロニクル』といい、
いよいよPSP欲しい度が高まってきたよ。
……って、昨日からガンダムのことしか書いてないね(笑)。

どうやらガンダムが好きみたい

いや、PSPで欲しいソフトは他にもあるんだよ。
ドラキュラXクロニクルとか、ドラキュラXクロニクルとか……

あぁ……もっと私好みなソフトが充実していれば、スグにでも本体買うものを。

ファミ通.com イベントリポート ガンダム関連記事


PSPを買わずに

「よし、ついにPSPを買う日が来たのだ!」

そんなことを呟きながらお店に行ったのだけど、
いざ品物を目前にすると、何故か購入意欲が減退……
そういえば欲しいソフトがないよ。

「ただ、新しいものが欲しくなっただけじゃないのか?」

そう思いはじめたらもうダメで、今回は悩みつつもスルーしてしまった。
で、手ぶらで帰るのも寂しいので買ったのがコレだ。


以前から気になっていたのだけど、
PC版と比較すると劣化している点が多いということで
買わずに忘れかけていた作品だ。

……しかしCEROめ、レーティング『A』とはどういうことだ!
全年齢向きでは絶対に無い!断言する!
あの伝説のファミコン版ですら『13歳以上推奨』と書かれていたのに。

ふぅ……

Wizardry(以下WIZ)は非常に思い入れのある作品で、
ファミコン版発売当時はドラクエで盛り上がる友達を尻目に
ひたすら狂王の試練場をプレイしていた記憶がある。

みんなが「すいもんのかぎ」を捜し求めていた頃、
私は「ブルーリボン」と「しのゆびわ」の衝撃を味わっていたのだ。
思えばこの頃からちょっと歪んでたのかも。



で、その出来栄えはというと……

初起動時はさすがにたじろいだ。
PCのフォントをそのまま使っているであろう副作用で、
画面がチカチカして見づらいことこのうえない。

それでも我慢しつつ、昔懐かしいキャラクタメイクを終え
いざ迷宮へと潜ってみることにした。
WIZ最新作の凄まじさを見せ付けてくれ!


うぐぉ〜!なんというタイムトリップ!
線画設定にしているとはいえ、これはあまりにもWIZだっ!

ちなみに線画のほうがプレイしやすいし、妄想も膨らむので
私的には圧倒的に線画をオススメしたいところだ。

しかし今どき3Dダンジョンのスクロールが画面切り替え式とは……
つまり、一歩進むと滑らかにスクロールするのではなく、
ひとマス進んだ景色にバッと切り替わるのだ。
なんというレトロ……しかし面白いもので、スグに馴染んだよ。

システム的にはWIZ #1〜#3と#5をうまくブレンドした感じ。
5つの種族に4つの基本職と4つの上級職。
呪文も2系統のみで、名前こそ大人の事情で変更されてるものの
その効力はお馴染みのものばかりだ。

嬉しい進化として、武器や防具の能力を見ることが出来るようになっている。
以前の作品は装備してみるまで強いか弱いかも判らなかったからね。

しかし、その表記の仕方がこれまたマニアック。
例えばロングソードなら……

ダメージ 1d8+0 1-8
レンジ  短距離
装備   主武器

といった具合……って、「1d8+0」って書いても普通解らないだろう!
これはテーブルトークでの表記方法で、
「8面体ダイスを1回振って出た数」という意味なのだ。
なので、敵に与えるダメージは「1-8」。
最後に付いてる「+0」は、武器の付加ダメージ。
この数値も武器に個性を与えてくれるというわけだね。

次にレンジだけど、このシステムの採用は嬉しいね!
後列で身を守るばかりの魔法使いにも、肉弾戦のチャンスが出来たわけだ。
たしか#5で採用されたシステムだったと思うけど、コレ好きだったんだ

最後に装備。
主武器、ということは当然補助武器もある。
そう、本作ではなんと二刀流が可能なのだ!ビックリ!
さっそく僧侶にフレイルとメイスを持たせて楽しんでいる最中だよ。

他にも、最も大きな新規要素として武具に魔法効果を付与することが出来る。
この機能の恩恵で、実質武具の種類は物凄いバリエーションに!
ただ、WIZの象徴である三種の神器の存在感が薄くなってしまうだろうけどね。
その辺は贅沢な悩みだね。



BGMは故・羽田健太郎氏を思わせるWIZの名に恥じない旋律。
モンスターデザインは末弥純氏の完全監修。

最近のWIZに辟易してる方、ファミコン版に思い入れがある方。
是非に!この『Wizardry外伝 〜戦闘の監獄〜』を試してみて欲しい。



あの頃に回帰出来る、ほぼファンの為にのみ存在する新作。
宝箱の罠解除に……死者の蘇生に一喜一憂出来た、あの頃。

隣合わせの灰と青春を、再び。