おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

問題作、ついに発売

レーティング「AO(アダルトオンリー)」を食らい、
発売延期・内容修正を余儀なくされた問題作……

manhunt 2』 公式サイト

3ヶ月という期間を経て、いよいよ市場にドロップアウトされた本作。
北米での発売日から遅れること数日、私の手元にもようやく到着だ。

ちなみにイギリスでは修正版の発売も無理だったらしい
#続きには序盤の軽いネタバレがあります。注意!


まずスタートして選択する難易度。
選択肢は2種類しかない。

sane
insane


ここは素直にsaneではじめよう(笑)。

開始直後いきなり唾や尿の洗礼を浴びるという素敵具合!
あとからたっぷりお返しをしてあげるね。
……とか呟いてたら、唾吐いたヤツがウ○コ投げてきやがった!
コイツっ!絶対にコ○シてやるわ!

おっと……失礼。

と、そんな時に奥の独房から椅子が転がってきた。
なんだまた嫌がらせか……と思って覗いてみたら……
おぉ、rope ends...

スタートから凝りに凝った演出でニヤニヤが止まらない!

そして新主人公ダニエル初の殺害シーン!
今回は前作の主人公キャッシュのような悪人じゃないようだ。
初の殺人で吐いちまったよ!



……というわけで、積みゲーそっちのけでしばらくやりこむ予定。

前作気に入ってる方は問題なく楽しめると思うよ!
価格もリーズナブルだし、修正したわりにはいい感じに過激だし……ね(笑)。



ん、プレイログだけ書いても面白くないね。
少しプレイ感やシステムについても言及しておこう。

まず、前作でイマイチだったカメラワークは相変わらず。
しかもそれに加えてハンディカムっぽく揺れるものだから、
3D酔いする人はちょっと厳しいかも。
これはもう慣れるしかないね。
manhuntへの愛があれば、この程度取るに足らない障害だ。

最大のウリである処刑に関しては、前作+αな感じ。
前作同様背後から忍び寄り、ボタンを押しっぱなす長さによって
処刑ムービーが3段階に変化するのだ。
修正したからといって余計な心配はご無用!
これが修正後なら修正前はどんなだよ!ってくらい。

また、新規追加として高所から飛びかかっての処刑も!
前作は高低差の意味がほとんどない平面なゲーム性だっただけに、
今回のレベルデザインには期待が持てるね。
まだほんの序盤を触った程度なので、他にも追加要素がありそうな予感だ。

グラフィック面は……もうこれはPS2の限界としか言いようがない。
前作に毛が生えた程度に落ち着いてる。
ただ、人物のモデリングが前作より人間っぽいので、
全体的な雰囲気は前作よりも写実的に感じるよ。

さて、長所とも短所とも取れるのが各種エフェクトだ。
プレイ中常に画面を覆うノイズエフェクト。
SILENT HILLもこの手法を取っていたね。
せっかくの雰囲気を盛り上げてくれるエフェクトなんだけど、
開始早々にoffにしてしまった。
いい感じとはいえ、ちょっと画面が見辛いよ……。

もうひとつ、処刑時に掛かるエフェクト。
ボタンを長押しするほどに赤く染まる画面。
そして処刑時に入る、モノトーンのフラッシュ。

視界が赤く染まるのは、主人公の体感的なものと考えれば優秀な表現。
モノトーンフラッシュは、これまた殺害時のパニック症状を思わせてくれる。

結果、私的にはこの処刑時のエフェクトに関しては肯定。
こちらはどうやってもoffに出来ないのが残念だけど、
レーティングAO回避の為のエフェクト追加ということを考えれば
実に見事な処理をしてくれたと拍手を送りたい。

よくこの程度で済んだね!



今回はどんな凶器が登場するのか、
またどんな処刑シーンが用意されているのか、
プレイしはじめというのにずっとワクワクしてしまう。

そこの君。
道を踏み外さないうちに、手遅れにならないうちに
manhunt 2で欲求を満たしちゃおう。

約束だよ。