おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

PAYBACK IS HELL

いろんな意味でHELLとなるであろう作品
SOLDIER OF FORTUNE: PAYBACK」が発売された。
そして早くも手元に到着……いい時代になったものである。

実はリージョン確認もままならぬ早期から予約してたのだが、
無事リージョンフリーということでオブジェにはならずに済んだ。

ホッ

キー配置は何を意識してか、COD4とほぼ同じ。
COD4の操作感覚を狂わせたくないというのもあったので
このキー配置には内心ホッとした。
COD4をメインと決めたからこそ)
同じACTIVISIONからの発売ということで真似てみたんだろうか?


そんなわけで、さっそくプレイしてみた。

まず予想以上の美麗グラフィックに軽く驚く。
もっとこう……ダメな感じだと思ってただけに尚更。
勿論すごく綺麗ってわけではないが、
HDRを効かせた光源処理はなかなかのものだ。
それでいてフレームレートも30は出ているという頑張り様。

操作性はCOD4をもったりさせた感じで、微妙に不快。
全体の動作はキビキビしてるのだけど、何故かもったり感。
一番苦手なのがダッシュ時の揺れる画面効果。
この効果の性で滅多に起こらない3D酔いに。

ウリであるゴア表現は、残念ながら退化している。
哀しいことに、どうやら今回は脳も腸も存在しないようだ。

手足はもげるが、関節部分からの切断で2段階のみ。
頭は吹っ飛ぶが、頭部は瞬時に消滅。
胸・腹・腰がバラけないのが特に痛い。
せめて腹を撃てばミが出るようにするべきだった。

しかし、マイルドなゴア表現を多少補ってくれる要素がある。
それは「被弾時の敵のリアクション」だ。

例えば腕を吹っ飛ばされたらすぐ死ぬわけではなく……
・戦意喪失、逃げようとするがそのまま倒れて死亡
・茫然自失で立ち尽くす
など、ちょっと口角がつり上がるような行動を取るのだ。



喉を切れば頚動脈から大出血。
必死で押さえる敵兵に、慈悲を与えるカタルシス
これぞSOFの真骨頂!

平坦で平凡なレベルデザイン
敵兵のあまりに稚拙なAI。
マイルドになってしまったゴア表現。
思わず失笑してしまう難易度の調整方法。
特徴の少ないクラシカルなマルチプレイ

様々な欠点があるものの、発売されたことに意義がある。
残念な部分もあり、予想を上回った部分もあり。

PAYBACK IS HELL!

ストーリーラインに関しては何も語るまい……
COD4があまりに素晴らしすぎたのだ。 全ての面で(笑)