おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

狂犬

ことのほか、狂犬というニックネームを持ったレスラーは多い。

古くは皆さんご存知、バズ・ソイヤーにバディ・キラー・オースチン
小原や柴田勝頼もそう呼ばれたか。
今回我々CAWスタッフ(総員1名)は、そんな狂犬たちの中から、テキサス出身のレスラー
「狂犬」ディック・マードックをチョイスし、作成してみることにした。

ディック・マードックと聞けば、君はどんな情景を思い浮かべるだろうか。
テキサスを思わせる、勇壮なテーマに乗っての入場シーン。
眉間パンチを繰り出し、レフェリーに注意される場面。
はたまた子牛の焼印押し、頭からゆっくり垂直に落とす殺人技、ブレーンバスター!

そしてもうひとつ ―― あの場面さ。
ほら、場外からエプロンに登りかけた際の、あの瞬間。


さて、ひとまず完成したものを見ていただこう。





突貫工事で作ったわりには、ディック・マードックっぽくなってくれたか。
川田同様、ここでも前歯無しのヴィジュアルが最大限に生きる。
フェイスモーフィング以外に施したのは、メイク2種類と、目の下の弛み再現の為に貼り付けたレタリングのみ




横から見ると、実はかなり凛々しくハンサムなディック・マードック
でっぷりとした二重顎を再現出来ないのが惜しい




入場コスチュームは、黒ジャケットにネームの縫い取りを施したもの。
文字が少々歪んで配置されて見えるが、入場時チラッと見えるくらいだ……堪えてつかぁさい




こちらが試合コスチュームなのだが、ご覧の有様である。
黒く着色した下着にロゴを貼り付け、ディック・マードックの代名詞「半ケツ」を再現してみた。
これぞディック・マードック!というインパクトと説得力を持たせることに成功したのだ




次はサイドからのショットをご覧いただこう。
なだらかなラインを描き、自然なずり落ち感を出すべく注力した。
半ケツの使用レイヤー数は現在10枚程度なので、気が向いた時に更なる描き込みを施してみたい




最適な使用箇所は、やはり対藤波戦におけるアクシデントを装った場面であろう。
エプロンに駆け上がろうとするマードックと、それを阻止すべく決死の行動に出る藤波。
チケットを買って足を運んだお客さんは、これだけで完全に元を取れた筈




問題は、LIVE対戦時常に半ケツ状態で戦わねばならぬこと。
これでは対戦相手の方にも狂犬にも申し訳が立たぬ……急ぎ通常タイツも用意せねば