おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

ストーリーデザイナー

クリエイトしたレスラーを、ストーリーに参加させたい ――
そんな願望、君も抱いたことがあるかい。

幸いにも、SVRシリーズにはCAW用のキャンペーンが用意されており
WWEの世界に溶け込んだ、自作レスラーの勇姿を拝むことが可能となっているのだ。
イベントも豊富に用意されており、一件落着。

む、それだけでは満足出来ないと申すか。
ならば話は早い……さぁ、今すぐ「ストーリーデザイナー」に着手せよ。
舞台は勿論、登場人物から台詞まで、全て自由自在に組み上げてしまえ!

……面倒そうだから……と、触ってみることもしないなんて、らしくもないぜ。
迷わずいけよ。
ハイライトリール同様コツさえ掴めば、実に愉快な世界が君を待っている!

というわけで、サンプルとして
以前にコミュニティクリエイションズにて公開したストーリーを、少々紹介させていただこう。

自作ストーリーなんてこっ恥ずかしいだろ……なんて思ってるんじゃないかい?
バカヤローッ!
公開する前から恥ずかしがるバカがいるかよッ




事のはじまりは、アントニオ猪木によるジャイアント馬場への強引な対戦要求であった。
ゲスト席に稲川淳二氏を迎えているのは、単に心の師をストーリーの語り部にしたかっただけである。
なお、ひとつの物語につきCAWは10人までしか使用出来ないので、注意が必要




のらりくらりと対戦を避ける馬場に業を煮やした猪木は、社長室にて乱闘を仕掛けてしまう。
この場面ではプレイヤーは馬場を操作し、猪木をKOすることで次の展開へと進むことが出来る。

問題は、一場面毎の読み込み時間の長さ。
テストプレイするにも、若干苦痛を覚えるほどの読み込みがあるのだ(CAWを使用している為かも)。
この点を踏まえ、一話につき 会話シーン → 試合 → 会話シーン → 次回に続く 程度の長さにするのがベスト




ストーリーに組み込んだCAWは、組み込んだ時点の入場や体型、そして技セットが適用される。
つまり、技を少し変えたりして別の試合を組めば、前回のものは変更前のままに
新たに組む試合では変更後のものが反映されるというわけだ。

別CAWとして用意する必要がないのは、なんともありがたい仕様。
少しずつ技を習得していくといった、ファイプロスペシャル的なストーリー等も作りやすいだろう




KOされてしまったが、それでも食い下がる猪木に馬場が折れ、全日参戦を促す形となる。
猪木の得意とする異種格闘技戦をほのめかす馬場、はたしてどんなカードが待ち受けるのか……
と、ここで第1話終了。

適当な流れでも、いざ文字が表示されシーンにフィットしてくれれば、なんとかそれっぽく見えてくれるのだ。
こうして、脳内で描いた妄想を具現化していくのである。




続きが気になる……なんて奇特な御仁もいらっしゃるか。
ならば、コミュニティクリエイションズへゴー。
タイトル 「 B&I 」 で公開中だ。
全7話+1話、長いロード時間に負けず、最後まで見届けることが出来るか……?

なお、動画にしてネット上で公開ということも考えたものの
我が軍の誇るキャプチャ環境では低解像度・大容量しか許されず、
とてもじゃないが動画化は不可能との判断が下された。

―― ムネン アトヲタノム