おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

Fight Night Champion ほか

久方ぶりにAmazonにて新作を注文してみたところ、予想通りのお預けを食らってしまった我がブログスタッフであるが、
本日昼過ぎに無事到着し一安心……やはりAmazonでの新作予約は危険だということを、身を持って再認識した。

そうである、「Fight Night Champion」の話である。

デモの時点で飽きが来ないか心配であった本作であるが、全くの杞憂であった。
もっと楽しみたい、更なるボクサーを操りたい、との思いが遥かに上回ったのだ。

結論から言えば、製品版購入の選択肢は大正解であった。
想像していた以上の豊富なボクサースタイル、
バタービーンを筆頭とする筋肉と脂肪の説得力抜群な物理演算、そしてクリエイトボクサー!
ゲーム性も実に素晴らしく、欠点がなくはないものの格闘技マニアを唸らせる仕上がりだ。
足を使ってのボックスをこれだけ楽しめる本格志向のボクシングゲームは、現時点では本作が決定版だと断言しよう。

惜しむらくは、メインとなるチャンピオンモードに英語字幕すら付いてないこと。
かなり力を入れているのが見て取れるだけに、実に残念……とはいえ、
国内需要の不透明なこの作品を英語版としてでも流通させてくれたことに、素直に感謝するべきなのかもしれない。



さて。



本作品の素晴らしさはこれ以上私如きが語る必要もないであろうが(まずはデモをプレイせよ!)、
君が気になるのはズバリ「クリエイトボクサー」であろう!
というわけで、早速どんな具合か触ってみたので、暇潰しにでも見ていっては如何か。



まずはクリエイトの項目を確認。
作成したボクサーは後から手を加えることも可能となっており、とりあえず作ってから微調整といった作り方もサポート。
また、完成したボクサーはSVRのようにサーバー上にアップロードし、共有することが出来るようだ





やあ、皆元気にしてたかな。
私はジャッキー・チェン
久しぶりに押入れから出してもらったけど、鼻の頭に汚れが付着して取れなくなってるみたいなんだ





本作のクリエイトモードは、勿論いちから頭部を作りこむことも可能だが、
Xbox LIVEビジョンカメラにも対応しているのだ。
そこで今回は、古参な君ならご存知であろう、ジャッキー先生にモデルとなっていただくこととなった。
はたして結果は如何に ――





正面と側面からLIVEカメラにて写真を撮り、指定の位置にマーカーを設置していく。
この時点でのワクワク感はMAX、どれほど精巧なチェンが生成されるのであろうか!
写真設定完了してからの生成待ち時間はおよそ5分程……時間は掛かれど、その分期待に応えてくれそうである





HEAD COMPLETE!ではない!
誰だこの見覚えの無い御仁は!
見たところ、おおまかな凹凸形成と写真のテクスチャ反映はされているようであるが、
残念ながら期待値を大きく下回る結果となってしまった





しかしここから細かくエディット可能ということを確認、せっかくなのでこの謎の御仁をベースにジャッキーを目指す。
ヘアスタイルを近いものに変更し、細分化されたパラメータを弄って挑戦したものの、この辺りが限界であった。
これならばいちから作成した方が似るかも知れぬ





トランクスをはじめとする着用物を酔拳っぽくカラーリングしてみるも、もはや「ジャッキーっぽいなにか」にしか見えない。
テクスチャの恩恵を受け、常にシャイニングジャッキースマイルを維持している点のみは評価出来るが、しかし……



ところで本作はSVR同様、プレイリストを作成すればHDDの曲を入場曲として使用可能である。
本来ならばプロジェクトA辺りを設定したいところだが、都合よくスパルタンXがHDDに入っていた為、これをあてがった。
しかしこのスパルタンX、なんとピアノ前奏付きの完全三沢ヴァージョン。
本作の短い入場シーンには前奏が長すぎ、スパルタンX本編突入直後に入場終了という波乱の幕開けとなってしまった。

早速お試しにデュランと試合をしてみたが、
1ラウンド2分を越えた辺りでデュランの右フックがチェンの顎を掠め、チェンはガックリとうな垂れダウン。
結局そのままチェンの闘志が脚に伝わることは無かった




LIVEビジョンカメラを使ってのクリエイト、どうだったであろうか。
今回は到着直後に試したものの為、もしかしたらもっと優れた取り込み方もあるのかも知れない。
また、いちから作成してみるとどうなるかも興味深い為、当面本作のクリエイトをあれこれ弄ってみる予定である。

▼追記
 いちから作成の場合、選択したテンプレート頭部のヘアスタイルや髭等は変更可能なものの、
 顔を直接弄るにはLIVEビジョンカメラでの取り込みか、EA SPORTS Worldからのフォトダウンロードの必要があるようだ



最後におまけとして、数年前に作成した「レインボウシックス:ベガス」でのジャッキー先生の勇姿をご覧戴こう。
こちらもLIVEビジョンカメラ取り込み作成。




のっぺりとしてはいるが、紛れもなくフィギュアのチェンの顔と認識出来る、高レベルな取り込みである。
但し、こちらの取り込みは写真の認識が厳格で、かなりの試行錯誤を要した記憶がある





ヘアスタイルもテクスチャとして貼り付けられているので、ご覧のとおり完全なるのっぺり。
とはいえ、対戦ではこの顔で相手を油断させることが出来るという、大きな利点があるのだ