おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

E3 2011 プロレス篇

「オイコラ!E3記事を纏めておきながらプロレスゲーに触れぬとはガッチャメラエーッ!」
などと怒りを顕わにしている、普段はファンタスティックシティな君よ、いいか……よぉ〜く見とれよ。
ビッシビシ……ビッシビシいくからなっ!


WWE '12
 今やコレシカナイ需要といっても過言ではない、最大のプロレスゲームフランチャイズ最新作。
 毎度進化と退化を併せ持つ悩ましい本シリーズ……今回も共にワクワクしつつ検証しようではないか。

新要素である部位攻撃をこれでもかと見せ付けるプレイの様子。
部位攻撃は左右の腕毎にもターゲット変更が可能のようなので、
いよいよ三沢や小橋の右腕を、思うさま痛め付けることが可能になるというわけだ。

しかし君、最も気になるのはやはり収録技数と技装備総数であろう。
願わくば、丸め込みカテゴリの技の復活を!



モデリング及び基本的なモーション自体はSVR2011と大差無いものの、
システムには大幅に手が加えられていそうなWWE '12。
今はただ、「よりシンプルに」……という方向性が悪い方向に出ないことを祈るしかあるまい。
あとはタッグマッチ時のカメラが2010仕様に戻っていれば嬉しいのであるが……

とはいえ、我々は出てきたものに併せて試合を組み立てれば良いのだ……これまでも、これからも。
それもまた、プロレス。


▼HULK HOGAN'S MAIN EVENT
 キネクト専用として登場する初のプロレスゲームは、なんと超人ハルク・ホーガンをフィーチャーした意欲作。
 概要を見知った時から嫌な予感しかしない本作であるが、とりあえず動画を見るべし。


ホーガンよ!貴方はこれで満足かっ!?
案の定、キネクトの悪い部分の集大成っぽくなってしまっているではないかっ!
いやまて、ダメだと決め付けるのは早合点かも知れぬ……公式なトレイラーをまずは待つしかあるまい……



キネクトで本格的なプロレスは無理であろうというのは承知していたが、
想像の下限からさらに断崖式で投げ落されるが如きプレイの様子に、場外転落チアノーゼ寸前……
ここからの劇的な改善ははたして可能なのか……教えてスーパーライガー



▼FIRE PRO-WRESTLING
 ついぞやE3では新情報の出ることの無かった、我らがファイプロ最新作。
 せっかくなのでPAX East 11で公開された動画を一緒に見てみるとしよう。


そこには司馬も武蔵も、バイソンもセイバーも、そして氷川も富樫も居ない。
これが新世代のファイプロだ……とでもいうのだろうか……。
せめてキングオブコロシアムをベースとしたシステムならば、希望も見えたものを



ワールドワイドに展開する以上、肖像権を脅かす様な危険なタイトロープは不可能だということは百も承知。
だがしかし君、これをファイプロと認めねばならない現実を、どう受け入れればいいのか。

「成り行きというと無責任なイメージを持つけど、これほど強いものはないんだ。
つまり、自然の流れに逆らわずに正直に生きる。」

馬場さん……!
この哀しき流れに逆らわず正直に生きるなんて、私には出来ないかも知れない……!





というわけで、E3で発表されたものを中心とした今後発売予定のプロレスゲーム特集、如何だったであろうか。
厳しい言葉をビッシビシ連ねてしまったものの、これはプロレスへの愛故の心の叫び!
とはいえ、どの作品もまだまだ鋭意開発中であり、発売までに化ける可能性も無きにしも非ず……
ここはどうか御大の如き寛大な心で、共に行く末を見守ろうではないか。



本日はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。