Earth Defense Force: Insect Armageddon ファーストインプレッション
新たなるSVRプロジェクトを極秘裏に進行中であった本ブログスタッフの元に、
またしても召集令状が届いてしまった。
なんでも、今回は「地球を守れ」とのことである。
というわけで、デベロッパーの変更も含めて本作の出来栄えが如何程のものか気になる君の為に、
約10時間ほどプレイした率直な感想を書き流してみよう。
▼変化したゲーム性
「残弾数を気にすることなく、とにかく巨大生物を殲滅せよ」
と、舞台こそ変われど本質は変わらぬ本作であるが、
プレイしてみると様々な点が変更されていることに直ぐに気付く。
まず、巨大生物のウェーブが彼方からひとまとめに向かってきていた前作までと違い、
本作では一定数倒す毎に地中から続々と湧き出す(或いは上空より降ってくる)。
オンラインCO-OPに特化していると言えなくもない本作において、
敵が次々と周囲に湧き上がるのは、常に緊張感を保てて心地よい。
とはいえ、超強力な兵器で群れを一掃!というカタルシスを味わいにくくなったのは、少々残念だ。
次に、兵科と成長の仕方、そして武器のドロップについても触れておこう。
EDF:IAでは、4種の兵科が用意されている。
突出した能力は無いが、リロードや味方の蘇生を迅速に行うことの出来る「トルーパー」
使用可能武器は中火力のものに限定されているものの、設置武器を持ち込むことの出来る「タクティカル」
防御力を犠牲にし、機動力を最大限に引き上げられた、空を飛ぶことも出来る「ジェット」
鈍足で回避行動は苦手ながら、シールドバリアと重火器で動く砲台となる「バトル」
この中からひとつを選択し、ステージをクリアすることによって、経験値と資金を獲得。
経験値が一定量に達するとスーツのレベルが上昇し、体力をはじめとした各種能力が引き上げられる。
稼いだ資金は、スーツレベル毎にアンロックされていく武器の購入に使用する。
と、上記のざっくりとした説明を読んでいただけたならば一目瞭然であるが、
本作より導入された経験値と資金の設定により、以前までのプレイ感覚とはかなり違いが出ているのだ。
体力はスーツレベルが上がれば自動的に引き上げられるので、ジャケット回収の手間は無し。
武器にはスーツレベルに応じて購入可能になるものと、巨大生物がドロップするものが存在。
ちなみに、ウェポンボックスをドロップする可能性があるのは中ボス級の敵のみ。
玉石混淆のウェポンボックスを大量に回収し、リザルトを見るのが好きだったのに……なんて方もいる筈。
事実私もその一人なのであるが、あのステージクリア目前の回収作業の手間を振り返れば、
これはこれでアリだ……と納得してしまう部分でもあるので、強ち改悪とは言えまい。
▼操作性はどうか
システム周りも大事だが、やはり気になるのは操作性。
この点に関しては、前作までと比較して向上したと断言しよう。
これまでの主力であった緊急回避に加えダッシュが可能となり(どちらもレスポンスも良く快適!)、
以前までは残弾を撃ち尽くさなければ出来なかったリロードも、任意に行えるようになった。
また、リロードにはGears of Warのものによく似たクイックリロードというシステムが組み込まれており、
リロードバーの中央にあるラインジャストにXボタンを押すことによって、リロード時間を大幅短縮することが出来るのだ。
さてこのシステム、強力だがリロードに時間が掛かりすぎて使いにくい……といった武器を、
クイックリロードのテクニックさえ磨けば実用性を見出せるかもしれない!という素敵なシステムではあるものの、
GoWのものとは違い、タイミングが些かシビアであまり気持ちよくない。
もう少しだけ判定を緩くしてもらえれば……と思ってしまったが、
ダッシュ中や緊急回避中でも行えるアクションということで、あえて難易度を高めに設定したのかもしれない。
操作に関してもうひとつ加えておきたいのは、射撃の際の射角制限が大幅に緩められたことだ。
以前までは、頭上付近の敵を打ちたい時は思った以上に後退する必要があったが、
本作ではほぼ頭上にいる敵も射撃可能となり、エイミングしていてもどかしさを感じる場面が少なくなったのである。
この改良点の素晴らしさは、シリーズ経験者ほど実感出来るであろう。
▼CO-OPはどんな感じ?
キャンペーンは3人、サバイバルは6人までCO-OP可能な本作であるが、
早速フレンドの方を強制召喚し、ひとまずキャンペーンCO-OPを共に戦っていただいた。
国内同士というのも手伝ってか、ラグは特に感じず終始快適。
シングルキャンペーンでも2人のボットが付き添ってくれるものの、
やはり腕の立つプレイヤーに守られて戦うのは、ボットとは一味もふた味も違い、実に頼もしいものがあった。
激しい戦闘の最中、志半ばに倒れてしまったとしても、CO-OPでは味方に蘇生してもらうことが可能だ。
蘇生に回数制限は無いので、厳しいステージは蘇生前提に寄り添って戦うのも戦略のひとつであろう。
ただ、フレンドリーファイアありなので、寄り添いすぎて同士討ちせぬ様注意が必要である。
さてここでまたしても余談であるが、本ブログスタッフは、TKすることにより解除される実績の存在を確認した。
何故そんな実績を知っているのかというと、早速フレンドの方を誤って戦車で轢き潰してしまったのだ……
(余談中の余談であるが、今回の搭乗兵器はこれまでと比較し、操作性がよく非常に頑強かつ攻撃も強力!)
最後に、サバイバルの6人CO-OPに触れておこう。
このモードにはまだ触れていないのだが、どうやら兵科はトルーパーに限定されるらしい。
処理やバランスの問題もあるのであろうが、これは残念な情報である。
とはいえ、元々地球防衛軍はストーム1をはじめ、隊員は皆トルーパーなのだ(ペイルウイングは除く)。
君、ガッカリしていてもはじまらぬぞ……とにかくポジティヴにいこうではないか。
▼総括
デベロッパーをSANDLOTからVicious Cycleに移してのEDF最新作(次回作はSANDLOTが開発中)。
正直大きな期待をしていなかったというのも手伝ってか、現時点ではかなり好印象である。
ストレートに言えば、プレイしていて「面白い」のだ。
残弾数を考えつつ位置取りをし、中ボスの攻撃を緊急回避でかわし、弱点を狙い撃つ。
大雑把な射撃とエイミングしての射撃を交互に意識させるウェーブ構成も悪くなく、
1ステージ毎の長さも短すぎずちょうどいい。
惜しむらくは敵の種類の少なさと、流れが終始単調なことか(とはいえ、これは地球防衛軍の伝統とも言えるか)。
全15ステージ+敵配置の違うキャンペーン・リミックス15ステージとボリューム的には少なく感じるかも知れぬが、
EDF入隊経験のある君なら解るであろう……そうである、本作もまた周回前提の作品なのである!
難易度はノーマル・ハード・インフェルノの3種類、難易度が上昇するほどにドロップする武器の質もUP。
武器の種類は約300種……兵科4種と考えると多いか少ないかはさておき、さあ蒐集の時間だ!
というわけで、氾濫するシリアスなミリタリーシューターに食傷気味な君には、
十分にオススメ出来る仕上がりと感じたEarth defense force: Insect Armageddon。
私自身まだ10時間程度しか触っていないので、快楽の持続性においては保障し兼ねるものの、
気の合うフレンドと……そして本場メリケンの野良EDF隊員とCO-OPするには申し分ない素材だ。
ただ、裏を返せば、シングルのみでは少々飽きが早い予感なので、その点はくれぐれも注意せよ。
もし君が入隊を果たし、戦場で無様に憤死している黄色いバトルアーマーを見掛けたら、直ぐに蘇生してやってほしい。
それは多分、私だ。
国内版は完全吹き替え、日本語表示(武器名に関しては片仮名ではなく英語表記)。
オペレータの声の好みが分かれそうだが(私には少々厳しい……)、ローカライズのレベルは十分だ。
この動画を見ていただければ一目瞭然であるが、
前作までと違い、破壊出来る車輌オブジェが多数配置されているのも特徴のひとつ。
この車輌は破壊出来るだけでなく、敵が持ち上げてこちらに投げつけてきたりもするのだ。
さて最後にひとつだけ難癖をつけさせていただくと、今回敵を「ラヴェジャー」と呼称するのはいいのだが、
巨大生物を「アリ」「クモ」と直接的に表現するのは避けてほしかった。
というのも、どうみてもアリやクモなのに、ほとんどの場面において「巨大生物」としか表現しないのが、
私的に本シリーズの隠し味と捉えていたからである……まぁここはひとつ「侘び寂びを知らぬ米EDF」と思えば……
またしても召集令状が届いてしまった。
なんでも、今回は「地球を守れ」とのことである。
というわけで、デベロッパーの変更も含めて本作の出来栄えが如何程のものか気になる君の為に、
約10時間ほどプレイした率直な感想を書き流してみよう。
▼変化したゲーム性
「残弾数を気にすることなく、とにかく巨大生物を殲滅せよ」
と、舞台こそ変われど本質は変わらぬ本作であるが、
プレイしてみると様々な点が変更されていることに直ぐに気付く。
まず、巨大生物のウェーブが彼方からひとまとめに向かってきていた前作までと違い、
本作では一定数倒す毎に地中から続々と湧き出す(或いは上空より降ってくる)。
オンラインCO-OPに特化していると言えなくもない本作において、
敵が次々と周囲に湧き上がるのは、常に緊張感を保てて心地よい。
とはいえ、超強力な兵器で群れを一掃!というカタルシスを味わいにくくなったのは、少々残念だ。
次に、兵科と成長の仕方、そして武器のドロップについても触れておこう。
EDF:IAでは、4種の兵科が用意されている。
突出した能力は無いが、リロードや味方の蘇生を迅速に行うことの出来る「トルーパー」
使用可能武器は中火力のものに限定されているものの、設置武器を持ち込むことの出来る「タクティカル」
防御力を犠牲にし、機動力を最大限に引き上げられた、空を飛ぶことも出来る「ジェット」
鈍足で回避行動は苦手ながら、シールドバリアと重火器で動く砲台となる「バトル」
この中からひとつを選択し、ステージをクリアすることによって、経験値と資金を獲得。
経験値が一定量に達するとスーツのレベルが上昇し、体力をはじめとした各種能力が引き上げられる。
稼いだ資金は、スーツレベル毎にアンロックされていく武器の購入に使用する。
と、上記のざっくりとした説明を読んでいただけたならば一目瞭然であるが、
本作より導入された経験値と資金の設定により、以前までのプレイ感覚とはかなり違いが出ているのだ。
体力はスーツレベルが上がれば自動的に引き上げられるので、ジャケット回収の手間は無し。
武器にはスーツレベルに応じて購入可能になるものと、巨大生物がドロップするものが存在。
ちなみに、ウェポンボックスをドロップする可能性があるのは中ボス級の敵のみ。
玉石混淆のウェポンボックスを大量に回収し、リザルトを見るのが好きだったのに……なんて方もいる筈。
事実私もその一人なのであるが、あのステージクリア目前の回収作業の手間を振り返れば、
これはこれでアリだ……と納得してしまう部分でもあるので、強ち改悪とは言えまい。
▼操作性はどうか
システム周りも大事だが、やはり気になるのは操作性。
この点に関しては、前作までと比較して向上したと断言しよう。
これまでの主力であった緊急回避に加えダッシュが可能となり(どちらもレスポンスも良く快適!)、
以前までは残弾を撃ち尽くさなければ出来なかったリロードも、任意に行えるようになった。
また、リロードにはGears of Warのものによく似たクイックリロードというシステムが組み込まれており、
リロードバーの中央にあるラインジャストにXボタンを押すことによって、リロード時間を大幅短縮することが出来るのだ。
さてこのシステム、強力だがリロードに時間が掛かりすぎて使いにくい……といった武器を、
クイックリロードのテクニックさえ磨けば実用性を見出せるかもしれない!という素敵なシステムではあるものの、
GoWのものとは違い、タイミングが些かシビアであまり気持ちよくない。
もう少しだけ判定を緩くしてもらえれば……と思ってしまったが、
ダッシュ中や緊急回避中でも行えるアクションということで、あえて難易度を高めに設定したのかもしれない。
操作に関してもうひとつ加えておきたいのは、射撃の際の射角制限が大幅に緩められたことだ。
以前までは、頭上付近の敵を打ちたい時は思った以上に後退する必要があったが、
本作ではほぼ頭上にいる敵も射撃可能となり、エイミングしていてもどかしさを感じる場面が少なくなったのである。
この改良点の素晴らしさは、シリーズ経験者ほど実感出来るであろう。
▼CO-OPはどんな感じ?
キャンペーンは3人、サバイバルは6人までCO-OP可能な本作であるが、
早速フレンドの方を強制召喚し、ひとまずキャンペーンCO-OPを共に戦っていただいた。
国内同士というのも手伝ってか、ラグは特に感じず終始快適。
シングルキャンペーンでも2人のボットが付き添ってくれるものの、
やはり腕の立つプレイヤーに守られて戦うのは、ボットとは一味もふた味も違い、実に頼もしいものがあった。
激しい戦闘の最中、志半ばに倒れてしまったとしても、CO-OPでは味方に蘇生してもらうことが可能だ。
蘇生に回数制限は無いので、厳しいステージは蘇生前提に寄り添って戦うのも戦略のひとつであろう。
ただ、フレンドリーファイアありなので、寄り添いすぎて同士討ちせぬ様注意が必要である。
さてここでまたしても余談であるが、本ブログスタッフは、TKすることにより解除される実績の存在を確認した。
何故そんな実績を知っているのかというと、早速フレンドの方を誤って戦車で轢き潰してしまったのだ……
(余談中の余談であるが、今回の搭乗兵器はこれまでと比較し、操作性がよく非常に頑強かつ攻撃も強力!)
最後に、サバイバルの6人CO-OPに触れておこう。
このモードにはまだ触れていないのだが、どうやら兵科はトルーパーに限定されるらしい。
処理やバランスの問題もあるのであろうが、これは残念な情報である。
とはいえ、元々地球防衛軍はストーム1をはじめ、隊員は皆トルーパーなのだ(ペイルウイングは除く)。
君、ガッカリしていてもはじまらぬぞ……とにかくポジティヴにいこうではないか。
▼総括
デベロッパーをSANDLOTからVicious Cycleに移してのEDF最新作(次回作はSANDLOTが開発中)。
正直大きな期待をしていなかったというのも手伝ってか、現時点ではかなり好印象である。
ストレートに言えば、プレイしていて「面白い」のだ。
残弾数を考えつつ位置取りをし、中ボスの攻撃を緊急回避でかわし、弱点を狙い撃つ。
大雑把な射撃とエイミングしての射撃を交互に意識させるウェーブ構成も悪くなく、
1ステージ毎の長さも短すぎずちょうどいい。
惜しむらくは敵の種類の少なさと、流れが終始単調なことか(とはいえ、これは地球防衛軍の伝統とも言えるか)。
全15ステージ+敵配置の違うキャンペーン・リミックス15ステージとボリューム的には少なく感じるかも知れぬが、
EDF入隊経験のある君なら解るであろう……そうである、本作もまた周回前提の作品なのである!
難易度はノーマル・ハード・インフェルノの3種類、難易度が上昇するほどにドロップする武器の質もUP。
武器の種類は約300種……兵科4種と考えると多いか少ないかはさておき、さあ蒐集の時間だ!
というわけで、氾濫するシリアスなミリタリーシューターに食傷気味な君には、
十分にオススメ出来る仕上がりと感じたEarth defense force: Insect Armageddon。
私自身まだ10時間程度しか触っていないので、快楽の持続性においては保障し兼ねるものの、
気の合うフレンドと……そして本場メリケンの野良EDF隊員とCO-OPするには申し分ない素材だ。
ただ、裏を返せば、シングルのみでは少々飽きが早い予感なので、その点はくれぐれも注意せよ。
もし君が入隊を果たし、戦場で無様に憤死している黄色いバトルアーマーを見掛けたら、直ぐに蘇生してやってほしい。
それは多分、私だ。
国内版は完全吹き替え、日本語表示(武器名に関しては片仮名ではなく英語表記)。
オペレータの声の好みが分かれそうだが(私には少々厳しい……)、ローカライズのレベルは十分だ。
この動画を見ていただければ一目瞭然であるが、
前作までと違い、破壊出来る車輌オブジェが多数配置されているのも特徴のひとつ。
この車輌は破壊出来るだけでなく、敵が持ち上げてこちらに投げつけてきたりもするのだ。
さて最後にひとつだけ難癖をつけさせていただくと、今回敵を「ラヴェジャー」と呼称するのはいいのだが、
巨大生物を「アリ」「クモ」と直接的に表現するのは避けてほしかった。
というのも、どうみてもアリやクモなのに、ほとんどの場面において「巨大生物」としか表現しないのが、
私的に本シリーズの隠し味と捉えていたからである……まぁここはひとつ「侘び寂びを知らぬ米EDF」と思えば……