おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

BLOG POWER '05 6周年

本来ならば昨日書かねばならぬ記事だが、些細なことを気にするなんてらしくもないぜ。

というわけで、本ブログも気付けばなんと6周年。
約3年間程度の空白もあった為、みっちり更新してきたわけではないが、
振り返ってみればこの6年あっという間であった……いやはや、光陰逝水の如し……である。


さて、6周年記念としてなにかひとつささやかな企画を。
そう考えた本ブログスタッフは、以前より温めていた「プロジェクトDESTINY 2005(仮)」を、
今こそ遂行しようと思い立った。

袂を別った両雄が6年の時を経て、21度目にして最期の死闘を繰り広げたのが6年前。
それは本ブログ開設の年に行われた、伝説の興行「DESTINY 2005」のメインイベント。
本企画は、あの試合での2人をIG化し、SVR2011にて蘇らせよう……というものである。

6周年記念として、そしてSVR2011の現時点での集大成として……いざ!


……とその前に、「IG化」について説明させていただこう。

IGとは、本ブログにおける造語である。
その造語は、かつて嗜んだ「ガンプラ」のグレード表記から捩ったものだ。
ガンプラにグレードが存在することは、君もご存知であろう。
ホレ、外箱に書いてある「HG」「MG」といったアレだ。

差し詰め、本ブログにおけるCAWは、これまで精々HG(ハイグレード)レベルであった。
その壁を破るべく作成されたのが、先日公開した木村健吾
あの木村健吾は、これまで以上に拘った造形、そしてより詳細に描かれたモールドと、
言うならばMG(マスターグレード)を目指したものであった。

だがしかし、MGを名乗るのは少々おこがましい……ということで、
本ブログ独自規格としてIG(イナヅマグレード)を考案したという次第である。
今後は、稲妻戦士よりはじまったこのグレードをひとつの基準として、CAWを作成していきたいと考えているのであった。



前置きが長くなってしまったが、とりあえず現在の進捗状況をお知らせしよう。

三沢光晴……主にヘアスタイルの試行錯誤に明け暮れつつも、鋭意IG化中。
         しかし、DESTNY 2005にて着用したガウンを作る気力が足りぬ……

川田利明……顔面のIG化作業は順調であるが、さらに煮詰める必要アリ。
         DESTINY 2005仕様のガウンは作成したものの、レイヤーの関係で少々残念な仕上がり


と、早くも頓挫気味な本企画であるが、君、この程度で諦めてはならぬ。
人生はチャレンジだ!

では、本日はより完成に近い川田利明の様子をご覧いただこう。




レタリングやロゴを使用し、細かい皺や二重瞼といった部分を再現出来ないか探っていく。
ヘアスタイルはジャストフィットするものが無い為、どれを使用するか迷ったが、
遠目に見たシルエットを重視し、オールバックのものを使うことにした。
余談であるが、SVR2010で作成していた川田も同じヘアスタイルベースであった





全盛期よりもスリムになった、ソリッドな肉体の再現を目指す。
このコスチュームは、旧全日本時代を意識したもの。
レガースはライガー作成時も活躍した、SVR2011にて新規追加されたニーパッド一体型がフィットする





雨靴のような無骨なブーツの裏は黒。
本来ならば靴底ギリギリのラインまで黄色くしたかったが、デザイン貼り付けの微調整が効かず断念した。
だが、他のブーツを使うよりは断然見映えがよろしい





そしてこちらがDESTINY 2005仕様のコスチューム。
タイツの素材は、光を強く反射するエナメルっぽいテカテカの素材のものを使用している。
ブーツの奇妙なデザインは、ロゴ貼り付けで強引に仕上げた





完成度がイマイチだが、臀部には「ARTING」のプリント。
このロゴとガウンの奇妙なフレアデザインに256×256のペイントツールで描いたものを使用した為、
ガウンの「ARTING」ロゴの再現は残念ながら不可能となってしまった





裏廻し寸前の様子。
SVR2011にはオーソドックスなパワーボムや垂直落下式ブレーンバスター、
そしてストレッチプラムも当然収録されていないが、各種顔面ステップキックがあるだけでも恵まれていると言えよう





最後に、新調したコスチュームとガウンによる入場の様子をご覧いただこう。



裏生地にまでペイントが透けてしまうのが残念であるが、DESTINY 2005にて着用したガウンを再現。
臀部付近の貼り付け制限を避ける為フレアパターンは実際のものより控え目で、
ARTINGのロゴも実際のものとは異なる仕上がりとなってしまった。

なお、毎度なんとなくバクハツ演出を入れてしまうのは、無意識のうちに
「デンジャラスボンバー」だった頃の川田のイメージを投影してしまっているのかも知れぬ





おまけ



IG化された木村健吾の入場の様子も、おまけとして公開しておこう。
木村健吾が使用した入場曲の中では、この「Critter Skitter」が最も彼にマッチしているのではなかろうか





本企画が無事最後まで続けられるよう祈りつつ、今回はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。