おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

不死鳥 2011 Vol.3

先日の記事で「完成」と伝えた赤ハヤブサであるが、改善すべき点をさらに2箇所発見。
でもってうちひとつは改善出来たものの、もうひとつは現在どうしようもない状態であり憤死……

さてなにがどうなのか、君も気になるであろう!
というわけで、早速今回のハヤブサをご覧いただこう。




上方2枚の画像をご覧いただけば一目瞭然であるが、腰帯の位置を大幅に修正した。
というのも、ハヤブサの腰帯はさながら晒の様に巻かれているのを
今さらながらに知ったのだ(巻き方というわけではなく、腰帯の位置という意味で)。
妙に胴が短いな……といつも思っていたのだが、成る程このようなカラクリであったのだ!
そこで、ボディアクセサリの晒を金色にし、下地をロゴでカバーして帯風に仕上げてみたというわけである。

トレードオフとしてサイドの垂れ部分が腰帯の下から出ている見てくれになってしまったが、
腰帯の位置の方が重要と判断し、今回はこちらをチョイスした。

晒使用以外の手段として

1.ボディにタトゥー扱いで腰帯を直接描き込む
2.以前の位置のまま、ボディモーフィングで胴を短くする


という方法も試してみたが、レイヤー数やモーションへの影響という問題が生じた為、
結局晒での再現に落ち着いた。

その他手甲周りとエルボーパッド、そして頭部全般にもプチ改良を施した





腰帯問題が収束したところで、いよいよカラーバリエーションの作成開始である。
まずは後期ハヤブサの象徴的なカラーである「白」を作成。
単にカラーを変えるだけでも十分ではあるが、
せっかくなので白マスクの画像によく見られるマスク留めをペイントツールにて描き足した。

さてここでもうひとつの問題が。
というのも、この時期のハヤブサのマスクはすこぶるゴージャスになっており、
マスクのサイド下部にウルティモ・ドラゴンのマスクのような垂れが追加されているのだ。

早速これも再現してやろうと思い立ったものの、
首部分を覆ったマスクの上にロゴを貼り付けることが出来ないという問題に激突。
マスクからの貼り付けでは範囲外の部分であり、タトゥーではマスクの下に潜り込んでしまい、
かといってマスクを変更すれば口がぱっくりと開いてしまうという大惨事……
これが憤死の理由である。

お客様の中に、この部分にロゴを貼れる方はおりませんか……





マスク留めと同時に描いた、額のフェニックスから左右に伸びる赤いデザイン。
もう少し深い赤で描きたかったが、ペイントツールの仕様上(暗くすれば色味が薄くなる)これが限界であった。

この赤いラインにも微妙な照り返しを描き、デザイン部分の材質の「よれ」っぽくしてみたがどうか。
尤も、シングルマッチ以外では細かい部分は関係ないのであるが……

さて、本来ならば白コスチュームには脱色された頭髪が似合う筈。
だのに、何故ヘアスタイル及びヘアカラーをコスチューム毎に変えぬのか、その理由を付け加えておこう。

以前にも書いた覚えがあるが、ヘア項目はオフではそれぞれに違うもの(色含む)を使えるものの、
いざオンラインマッチで使用すると、何故か最後に変更したヘアに統一されてしまうのだ。
バグか否かは分からぬが、この無念な仕様の為ヘアスタイルを変えることが出来ないというわけである





余談であるが、「Hサンダー」という強力なフィニッシャーを持っているにも関わらず、
ほぼ同型の「Dフェニックス」の開発に至ったのには、どういった経緯があったのであろうか。
Hではなく、ハヤブサとしてのフィニッシャーが欲しかったのか否か……




というわけで、今回の記事は如何だったであろうか。
涙のカリスマ取捨選択をしつつ、完成に近付くハヤブサの今後に乞うご期待!


今回はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。