おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

SHOOT MANY ROBOTS ファーストインプレッション

君、ついにMASS EFFECT 3が発売されたぞ。

本ブログスタッフも、長介・いかりや・シェパード少佐の行く末を見届けるべく予約購入したのであるが、
所詮おまけだろうと軽視していたマルチプレイヤーモードの中毒性がことのほか高く、
本編が遅々として進まぬという予想外の展開。
そんな中、MASS EFFECT 3発売の前日にひっそりと配信されたXBLAが、
さらに高い中毒性で以って私の前に立ちはだかるという大惨事。

久々の更新となる今日は、その大惨事を引き起こしているXBLA
「SHOOT MANY ROBOTS」を紹介させていただこう。

▼SHOOT MANY ROBOTSとは
 もし君が「メタルスラッグ」をプレイしたことがあるならば、話は早い。
 本作は、メタルスラッグのようなゲーム性にカスタマイズ要素を加えたゲームなのだ。
 ただし、操作感覚こそメタルスラッグに似てはいるものの、
 プレイフィールは全くの別物だということを付け加えておこう。

 さて本作の大まかな流れは、遅いかかるロボットの大群を銃火器で薙ぎ払い、
 集めたナット(本作の通貨となる)で新たな装備品を購入し、プレイヤーを強化していくという単純明快なものだ。

 ステージは豊富に用意されており、難易度は3段階、レベルキャップは50。
 レベル50への到達はそう苦労しそうにないが、アイテム蒐集及び最高難易度への挑戦を考えれば、
 むしろレベル50になってからが本番ということになりそうだ。


貯め込んだナットでお買い物。
重火器ひとつとっても様々なものが用意されているので、アレもコレも欲しくなってしまう。
ご覧のとおり、ひとつひとつに命中率や貫通性、バーストといった特性が設定されているのだ。
他にも相手を燃やしたり凍結したりするものや、マインスロワーや誘導ミサイルといった変り種も



▼自分好みにカスタムせよ
 ショップの装備品にはレベルが設けられており、購入するには規定のレベルへの到達が必要となる。
 また、敵ロボットがランダムでドロップするクーポンを獲得しなければ購入権を得ることができないので、
 ただレベルを上げてナットを集めれば全て買えるというわけではないのが面白い。

 武器はプライマリウェポン・セカンダリウェポンが常時切り替え可能となっており、
 プライマリは威力はそう高くないものの弾数無制限、
 セカンダリは弾数制限のある重火器といった位置づけとなっている。
 武器以外にも頭部装備・胴体装備・脚部装備と、上記の武器2種と併せて計5つのカテゴリがあり、
 それぞれに用意されているアイテム総数は約70〜80種類。

 これら装備品には単に攻撃力・守備力といったパラメータだけではなく、
 歩行スピードやジャンプの高さへの影響を及ぼすものや、
 最大体力の変化や特殊動作の追加といったものまでバラエティに富んでおり、
 その組み合わせに存分に悩むことができるのだ。


集弾率は極端に低いが、射程距離はロングという味付けのされた武器。
見た目に沿い、付加効果として殴り攻撃力がアップするのだ



セカンダリに愛用しているのはガトリングガン
ガトリングは漢の浪漫であろう!
振動機能が巧みに使われており、ガトリングガンの重みと手応えを感じることのできるうれしい仕上がりだ



▼オンライン要素
 オンラインでは、最大4人でのCO-OPを楽しむことができる。
 気になるラグは、現時点では全く感じず。
 日本人2人/米国人2人といったパーティでもプレイしてみたが、シングルプレイと変わらぬ快適さであった。

 敵撃破時やアイテムボックス破壊時にドロップするアイテムは、プレイ人数分がドロップする仕組みとなっており、
 しかも独り占めはできない仕様なので喧嘩になることもない。
 また、体力が尽きて倒れても、他のプレイヤーに蘇生してもらうことができるので、
 初対面のプレイヤーとでもいい具合に共闘感が生まれてくるのだ。


▼とにかく体験版をプレイするべし
 体験版では序盤2ステージしか遊ぶことができないが、
 繰り返しプレイしてナットを貯め、アイテムを購入するといった部分まで触れることができるようになっている。
 また、上限があるもののレベルを上げることも可能なので、
 新たなアイテムがショップに並ぶ快感も味わうことができるぞ。

 なお、体験版で育成したデータは製品版に引き継ぐことが可能!


▼最後に
 特徴的なトゥーン調グラフィックに滑らかな操作性、気持ちのいいSE、適度な戦略性。
 まだ序盤しかプレイできていないものの、SHOOT MANY ROBOTSは本ブログ的に傑作認定させていただこう。

 惜しむらくは、国内配信されつつも未ローカライズだということ。
 ウィットに富んだ装備品の解説が和訳されていないのは実にもったいないと感じるが、
 幸いプレイするに当たっての支障はないので心配は御無用。

 これだけ作り込まれているにも関わらず、800MSPは破格。
 「全武器を試し撃ちするだけでも、本作には価値がある」と断言しよう。
 さあ君もお気に入りの武器をぶっ放しつつ、ロボットの群れに突撃するのだ! 




登場ロボット紹介トレイラー。
シングルプレイでも十分楽しめる作りなので、オンラインが苦手な方も試してみてはどうか




EurogamerによるCO-OPゲームプレイ。
大まかな流れの分かるこのプレイ動画で、本作の魅力をチェックせよ。
この動画ではあまり使っていないが、敵の放つ赤い弾をパンチで跳ね返すテクニックはかなり重要。
装甲の固い敵も、自らの弾丸には滅法弱いのだ。

また、敵の放つ黄色い弾は破壊可能となっており、
赤は跳ね返し黄色は破壊と、究極的には敵弾を避ける必要がないというのも本作の特徴のひとつだ



久々の更新、如何だったであろうか。
SHOOT MANY ROBOTSは、アイテム蒐集癖のある君に猛烈にプッシュしたい逸品。
先週まで行われていたキャンペーン「House Party」に落胆しているならば、
とりあえずコレを試してみてほしいところである。

次回は、MASS EFFECT 3のマルチプレイヤーについて書き流してみる予定。
では次回更新にて、また会おう。