State of Decay ファーストインプレッション
開発中は「日本語ローカライズも視野に入れている」とのことであったが、
結局日本での配信は(恐らくレーティング問題により)見送られ、
無念の国内未配信となってしまったXBLA「State of Decay」。
しかしながら不幸中の幸いとでも言おうか、IP制限はされることなく国内からのDLは可能なのであった!
数年間情報を追い続けた本作をプレイしない馬鹿いるかよッ!
というわけで、迷わず購入State of Decay。
はたして本作が理想のゾンビゲーとなっているのか否か、初プレイの感想でも少し書き流してみよう。
▼スタートから30分ほどで判断してはならぬ
かくいう私も、開始してから30分は微妙な感触であった。
リニアに進む物語、低いfps、頻繁に起こるティアリング、安っぽいアクション。
あらゆる点でGTA IIIをHD化した程度の代物に、こりゃマズイと思ったのであるが……
▼真のスタートは教会到着後
冒頭の脱出までの流れは、完全にチュートリアルであった!
キャンプ場を後にした3人は、トランシーバーのキャッチした音声に導かれるままに教会へ。
その後簡単なクエストを経て、はれて要塞化された教会の住人として迎え入れてもらえるのだ。
ここから先は極めて自由な行動をとることが可能となり、好きなところから手を付けることができる。
周囲から物資を掻き集め、施設を増設し、まだ見ぬサバイバー達を教会に導き……と、
オープンワールドを舞台に思うがままにゾンビサバイバルを満喫できるのだ。
勿論メインとなるストーリーも用意されてはいるが、受注するタイミングは(多分)プレイヤー次第。
まずは先々進めることなく、じっくりと設備を整えつつ生存者同士の親交を深めるのが大事な予感である。
まずは教会の設備を整えることが先決。
手はじめに寝床を作り、皆の疲労を回復できるようにせねば
▼ゾンビの脅威に恐怖せよ
設備増設には様々な物資が必要となってくるが、集めてくるのは当然プレイヤーの役目。
町に立ち並ぶ建物に自由に侵入し、役立つものはないか物色していかねばならぬのだ。
しかし、探索はそう簡単には進まない。
なかにはゾンビだらけとなっている建物もあるし、周囲をゾンビの群れが闊歩していることもある。
うまく忍び足で建物内に侵入できたとしても、物資サーチ中の物音を聞きつけ、
ゾンビがなだれ込んでくることもあるのだ。
本作のゾンビとの戦闘は、見た目こそチープでコミカルに映るかもしれないが、そのバランスは説得力抜群!
キャラクタにもよるが、スタミナはゾンビ3体ほどを相手にすればすぐに尽きてしまうし、
近接武器は消耗し、やがて破損してしまう。
頼みの銃火器は弾薬が乏しく、またヘッドショットを決めなければ簡単には倒せないという厳しさ。
この「ゾンビからは極力逃げねば!」というじわじわとしたプレッシャーが、実に心地良いのだ。
▼操作キャラクタとはいつでも交替可能
本作には、「決まった主人公はいない」という面白い特徴がある。
なんと、友好度の高いキャラクタ(?)ならば、いつでも交替することが可能なのだ。
各キャラクタは戦闘や物資捜索といったアクションを行うことによりレベルが上昇し、
新たなスキルを身につけてくれるので、愛着も徐々に湧いてくる。
ただし、疲れが溜まるとスタミナ最大値が減少しいろいろと厄介な状態となるので、
疲れステータスとなったタイミングで他のキャラクタに切り替えるのがベストな感じだ。
切り替え後は、先ほどまで操作していたキャラクタはAI操作となり休息を取ってくれるので、
元気になった頃合を見て再度闘っていただく、というわけである。
救出し教会に導いたサバイバー達も、貴重な戦力となる。
うまく切り替えながら進めたいところだ
▼取り返しのつかない、キャラクタの死
スタート直後より活躍し、ファイティングスキルが5まで上昇していたマーカスが、昨夜死亡した。
レベルがいい具合に上がったことによる慢心か、
タンク型ゾンビを退治するミッションに、ペインキラーもろくに持たず向かってしまったのだ。
結果、スタミナ切れにより逃げ切ることもできず、捻り上げられ、憐れ胴体真っ二つ。
これまで育てた苦労もろとも、完全に消滅してしまったのであった。
舞台は教会。
別キャラクタに切り替わり、ゲームは途切れることなく進行する。
さて、まずはマーカスの遺品回収だ。
マーカスの死を教訓にした直後にマヤも死んでしまい、現在はこの頭頂部の寂しい男が主戦力。
煙を噴いたタクシーを愛車に、今日も町を探索だ……早く車の修理環境を整えなければ。
ちなみに、車は大きな戦力となるのでうまく活用すべし
▼教会周辺の小さな町でも十分なボリューム
よしんばこの小さな町で完結してしまおうと、ボリューム不足とは感じさせぬであろう自由度と中毒性。
断言しよう……State of Decayは、現時点では私の理想に最も近いゾンビゲーである!
冒頭に書いた不満点や問題点など、本作の魅力的かつ膨大な要素を思えば些細なこと。
まずは全体を把握すべく、未だ理解し切れていないシステムをしっかりと噛み砕いていきたいところである。
お待ちかね、ゴア表現コーナー。
デフォルメ描写ながら、腕がもげ頭部は飛び散る素敵仕様。
車のフロントバンパーにしがみついたゾンビを壁に挟んで潰したりもできるぞ!
IGNによる実況プレイ動画Episode 3。
見所満載なので、気になっている君は今すぐ再生せよ!
XBLAにしては1600MSPと高額な部類であるが、本作にはその価値が十二分にある。
もし君が既視感を感じるパッケージ群に辟易しているならば、実験的要素満載の本作を是非に試してみるべし!
今回はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。
結局日本での配信は(恐らくレーティング問題により)見送られ、
無念の国内未配信となってしまったXBLA「State of Decay」。
しかしながら不幸中の幸いとでも言おうか、IP制限はされることなく国内からのDLは可能なのであった!
数年間情報を追い続けた本作をプレイしない馬鹿いるかよッ!
というわけで、迷わず購入State of Decay。
はたして本作が理想のゾンビゲーとなっているのか否か、初プレイの感想でも少し書き流してみよう。
▼スタートから30分ほどで判断してはならぬ
かくいう私も、開始してから30分は微妙な感触であった。
リニアに進む物語、低いfps、頻繁に起こるティアリング、安っぽいアクション。
あらゆる点でGTA IIIをHD化した程度の代物に、こりゃマズイと思ったのであるが……
▼真のスタートは教会到着後
冒頭の脱出までの流れは、完全にチュートリアルであった!
キャンプ場を後にした3人は、トランシーバーのキャッチした音声に導かれるままに教会へ。
その後簡単なクエストを経て、はれて要塞化された教会の住人として迎え入れてもらえるのだ。
ここから先は極めて自由な行動をとることが可能となり、好きなところから手を付けることができる。
周囲から物資を掻き集め、施設を増設し、まだ見ぬサバイバー達を教会に導き……と、
オープンワールドを舞台に思うがままにゾンビサバイバルを満喫できるのだ。
勿論メインとなるストーリーも用意されてはいるが、受注するタイミングは(多分)プレイヤー次第。
まずは先々進めることなく、じっくりと設備を整えつつ生存者同士の親交を深めるのが大事な予感である。
まずは教会の設備を整えることが先決。
手はじめに寝床を作り、皆の疲労を回復できるようにせねば
▼ゾンビの脅威に恐怖せよ
設備増設には様々な物資が必要となってくるが、集めてくるのは当然プレイヤーの役目。
町に立ち並ぶ建物に自由に侵入し、役立つものはないか物色していかねばならぬのだ。
しかし、探索はそう簡単には進まない。
なかにはゾンビだらけとなっている建物もあるし、周囲をゾンビの群れが闊歩していることもある。
うまく忍び足で建物内に侵入できたとしても、物資サーチ中の物音を聞きつけ、
ゾンビがなだれ込んでくることもあるのだ。
本作のゾンビとの戦闘は、見た目こそチープでコミカルに映るかもしれないが、そのバランスは説得力抜群!
キャラクタにもよるが、スタミナはゾンビ3体ほどを相手にすればすぐに尽きてしまうし、
近接武器は消耗し、やがて破損してしまう。
頼みの銃火器は弾薬が乏しく、またヘッドショットを決めなければ簡単には倒せないという厳しさ。
この「ゾンビからは極力逃げねば!」というじわじわとしたプレッシャーが、実に心地良いのだ。
▼操作キャラクタとはいつでも交替可能
本作には、「決まった主人公はいない」という面白い特徴がある。
なんと、友好度の高いキャラクタ(?)ならば、いつでも交替することが可能なのだ。
各キャラクタは戦闘や物資捜索といったアクションを行うことによりレベルが上昇し、
新たなスキルを身につけてくれるので、愛着も徐々に湧いてくる。
ただし、疲れが溜まるとスタミナ最大値が減少しいろいろと厄介な状態となるので、
疲れステータスとなったタイミングで他のキャラクタに切り替えるのがベストな感じだ。
切り替え後は、先ほどまで操作していたキャラクタはAI操作となり休息を取ってくれるので、
元気になった頃合を見て再度闘っていただく、というわけである。
救出し教会に導いたサバイバー達も、貴重な戦力となる。
うまく切り替えながら進めたいところだ
▼取り返しのつかない、キャラクタの死
スタート直後より活躍し、ファイティングスキルが5まで上昇していたマーカスが、昨夜死亡した。
レベルがいい具合に上がったことによる慢心か、
タンク型ゾンビを退治するミッションに、ペインキラーもろくに持たず向かってしまったのだ。
結果、スタミナ切れにより逃げ切ることもできず、捻り上げられ、憐れ胴体真っ二つ。
これまで育てた苦労もろとも、完全に消滅してしまったのであった。
舞台は教会。
別キャラクタに切り替わり、ゲームは途切れることなく進行する。
さて、まずはマーカスの遺品回収だ。
マーカスの死を教訓にした直後にマヤも死んでしまい、現在はこの頭頂部の寂しい男が主戦力。
煙を噴いたタクシーを愛車に、今日も町を探索だ……早く車の修理環境を整えなければ。
ちなみに、車は大きな戦力となるのでうまく活用すべし
▼教会周辺の小さな町でも十分なボリューム
よしんばこの小さな町で完結してしまおうと、ボリューム不足とは感じさせぬであろう自由度と中毒性。
断言しよう……State of Decayは、現時点では私の理想に最も近いゾンビゲーである!
冒頭に書いた不満点や問題点など、本作の魅力的かつ膨大な要素を思えば些細なこと。
まずは全体を把握すべく、未だ理解し切れていないシステムをしっかりと噛み砕いていきたいところである。
お待ちかね、ゴア表現コーナー。
デフォルメ描写ながら、腕がもげ頭部は飛び散る素敵仕様。
車のフロントバンパーにしがみついたゾンビを壁に挟んで潰したりもできるぞ!
IGNによる実況プレイ動画Episode 3。
見所満載なので、気になっている君は今すぐ再生せよ!
XBLAにしては1600MSPと高額な部類であるが、本作にはその価値が十二分にある。
もし君が既視感を感じるパッケージ群に辟易しているならば、実験的要素満載の本作を是非に試してみるべし!
今回はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。