おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

BLOGPOWER 抜き打ち解体新書 File No. 000 全開・パワーホール

外部との禁断の接触を記録するカテゴリ「?きみょうなもの」。
本日、このカテゴリは新たなる展開を迎える。

新コーナー"BLOGPOWER 抜き打ち解体新書"満を持してのスタート!
気になる内容は過激そのもの……なんと、本ブログスタッフのフレンドの方のUPしているCAWを
無断で本ブログに掲載、抜き打ちで丸裸に解析してしまおうという、実に麺ジャラスなコーナーなのだ。

というわけで、記念すべき第1弾は、オンプロ以来のライバルである某氏より託された、
マグマなハイスパート戦士をレッツ解体!

オイっ!抜き打ちでも無断でもないぞコラ!
いきなりコーナーの掟破ってしまいやがって、なァにがやりたいんだコラァ!

そんな君の怒声、ごもっともである。
まあアレだ君、今回は新コーナーの雛形の披露、File No. 000ということで、
振り上げたそのパイプ椅子をひとつお収めいただこうではないか。


File No. 000 長州力

いざ、解体開始!




まずは正面からのチェック。
入場の短い時間では確認しきれなかった部分を細かく見ていくとしよう。

目尻の延長、それに伴う眼球の選択、アシンメトリに再現された皺。
私がCAWを作成する際に重要視している要素を、この長州は全て満たしている。

眉にはカスタムロゴを使用している点も見逃せない。
ペイントツールは苦手だ、と語っていた氏であるが、
愛するレスラーの再現の為ならば、未知の領域にも積極果敢に挑戦する……私はその姿勢を大いに評価したい。

革命戦士・長州力……鬼気迫るその視線の先に何を見るのか




続いてサイドビュー。
ヘアスタイルの関係上前髪のボリュームがゼロなのは仕方のないところであるが、
鼻から口、そして顎にかけてのラインは執念ともいえる再現度。
また、サイドから見ても皺の配置に違和感がないのも見所だ




この長州、禿げ上がったヘアスタイルに前髪を自前で拵えているのであるが、その手法は実に独特。
なんと、髪の質感をイメージし、この猛禽類のデザインを髪の色と同調させ貼り付けていたのだ。
BLOGPOWERアイデア賞進呈!




半透明処理を駆使し、幾重にも●デザインを貼り付け再現された腫れぼったい瞼。
私の手法と違い、影の部分もデザインで表現している点が素晴らしい。
画像は、内一枚に着色し見やすくした状態のもの




白のショートシューズは、細かくディテールを付け加えたこだわりの仕上がり。
ひとつ改善点を挙げるとすれば、上部の延長デザインはドイツのフラッグあたりを使用し、
メリハリと立体感を出してみてはどうか




目の下の下垂脂肪は、レタリングの「(」を引き伸ばし使用。
デフォルトのものを使用せずこの手法を取ることにより、アシンメトリな下垂脂肪を表現できるというわけである




さて、少々寝違えたかのような角度の画像であるが、ここからはムーヴについてチェックしていこう。
氏のCAWのムーヴセットは開いて吃驚、技の多様性は端から考えていない極シンプルな構成であった。
打撃はほぼトーキック、バックを取ればベリートゥバック。
それこそが長州のファイトスタイルだというのは百も承知であるが、
これが私ならば無駄にパワーボムなぞを組み込んでしまうところであろう。

長州が使ったであろうレアムーヴはほぼ採用せず、
ひたすら突き進むハイスパートムーヴのみで構成されたこのムーヴセットは、シンプル美の一言に尽きる。
そんな中、ボディスラムは複数用意し、展開に合わせて使い分けるといった、
シンプルな中に感情を表現する術を盛り込んである点も見逃せない。
ここが、重要なのだ




心身ともに充実している際のみに繰り出すヘッドシザース
ご覧のとおり表情も躍動!




CAFにて作成された長州式ブレーンバスターは、ゆっくりとぶっこ抜きリングに叩きつける例のアレ。
ムーヴセット内のブレーンバスターはこのCAFのみであり、通常のブレーンバスターは用意していないのが潔い。
というか、例外はあれどまず一試合に一度しか出さない大技なので、このチョイスは必然とも言える




もうひとつのCAF長州スーパープレックスは、長州フォームの雪崩式ブレーンバスター。
ゆっくりとトップロープへと登り詰め、リング中央まで投げ飛ばす豪快な技だ。

ここで私は、この技をCAFにて作成した真の理由を見つけたり




WWE2K14の一部の技は、バグか仕様か投げた側もダメージモーションの発動するものがある。
私のCAWの場合、志賀に装備しているロープアシストブルドッグなどがそれにあたる。

そうである、この長州スーパープレックスは、
蓄積ダメージに左右されるものの長州本人もダメージを被る諸刃の剣的な演出が入るのである。
これは偶然などではなく、このことを知った上でのCAFと見たが、どうか!




リキラリートに採用してあるのはこのクローズライン
もう少し派手なSEが付いていればなお善かったのであるが、モーション的にはこれがベストであろう。

戦え長州力!パワーホール全開でど真ん中に立てコラァ!




第1回となるBLOGPOWER 抜き打ち解体新書、如何だったであろうか。

こうして詳しく見ると、随所に施された工夫の数々に感心し切りであり、
私のCAWにも反映できそうなアイデアも多数いただいた形となった。
企画立案当初はある程度扱き下ろしてやろう!などとほくそ笑んでいたのであるが、
どうも私は粗捜しよりも抜きん出た点を見出すほうが性に合っているようだ。

さあ、次回解体されるのは君のCAWかも知れぬぞ。
戦々恐々として待つがよい!


今回はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。