おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

WWE2K14 箱舟の魂はリングに還る

本日は、久々となるThe Deeper CutカテゴリのCAWをお届けしよう。

今回のThe Deeper Cutは、当初の予定より随分と遅れてしまった三沢光晴'08モデルを紹介。
以前紹介した三沢ノーマルモデルとの差異を楽しんでいただければ幸いである。



箱舟の盟主、三沢光晴
今回のモデルは、'08以降をイメージしたものとなっている。
見る者を不安にさせた、疲労の色濃いその眼差しを再現すべく、フェイスペイント及びアイメイクを活用。
その上から目尻の延長といったデザイン貼り付けを行った




ヘアスタイルは通常モデルから'08用に変更。
前頭部毛髪の危うさを再現すべく、肌色に着色したデザインを頭皮にランダムに貼り付けた。
この画像ではまだおとなしく見えるが、角度によってはかなりデンジャラスな状態となるのだ




さて、ここからはムーヴについて書かせていただこう。
まず試合序盤に繰り出したいのが、ハンマースローからのドロップキック。
三沢はこの技でその日の体調を図ったという




胸元から喉元に叩き込む背面エルボー。
フライングラリアットといった身体に負担の掛かる技は使えぬ為、各種エルボーが主な攻撃手段となるのだ




コーナー串刺し攻撃にも背面エルボーを。
WWE2K14にはジャストフィットな技が収録されておらぬ為、モーションがそれっぽいヒップアタックで代用した




コーナー背面エルボーからミサイルキックへと繋ぐと美しい。
この技は、派手な動きの少なくなった'08仕様三沢にとって大事な見せ場となる




この正面飛びミサイルキックは、起き上がり方が秀逸。
なんと、ヒット後に三沢よろしくクルッと回りつつ片膝をついて立ち上がるのだ!
この起き上がり方を再現しているプロレスゲームは、恐らく「全日本プロレス 〜王者の魂〜」だけであろう




とにかくエルボー。
エルボーで活路を見出すしかないのだ。
見よ、この形相!




手痛いしっぺ返しを食らい、首にダメージを負ってしまった際は、急ぎ場外へとエスケープ。
すぐに応急処置を施すのだ




NOAHの象徴ともなった三沢の必殺技、エメラルド・フロウジョンであるが、
'05辺りから完璧な形で決まることの方が少なくなっていた。
この不完全さを再現すべく、CAFにて一度バランスを崩し片膝をついてしまうものを作成した




必殺技に説得力を持たせることができず、試合が泥沼化してしまったならば、最後に頼れるのは肘鉄砲しかない。
座り状態の相手であろうと強引にエルボーを叩き込み、力尽くで勝利をもぎ取るのだ




「どっちだ!'91かっ!?」




三沢最後の試合となったのは、2009年6月13日のGHCタッグ選手権試合であった。
本ブログスタッフ的には、バックドロップを受ける直前の斎藤の踵落としが、
あの事故の引き金となったのではないかと見ている。

……と、今更思い返そうと三沢が帰ってこないのは百も承知。
だがしかし、自分の中で何かしら区切りをつけねば、納得せねば、先に進めぬ気がするのである。

私の、そして君のプロレスを、ここで終わらせてはならぬ。



今回はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。