おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

WWE2K15 王者の魂 10 years after

さて君、本日はついに次世代機版WWE2K15の発売日である。

だがしかし、残念ながら本ブログはこの期に及んで次世代メカ自体を導入しておらぬ為、
当面はXbox360版WWE2K15にてオンオフ共に闘い続ける予定なのであった。

Xbox360/PS3版WWE2K15。
この悪名高きコピー&ペーストの成れの果ては、私と君とで看取ってやろうではないか。

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ゲームといえばもっぱら一人で楽しむものだった時代に、突如として現れた超新星
それは、オンラインで他のプレイヤーと繋がりプロレスを楽しめるという、当時としては夢のような代物であった。
オンラインプロレスの礎を気づいた偉大なる始祖。
その名をXBAND……いや失礼、その名をオンラインプロレスリングといった。

このオンプロ、ユークス製ということでブランド的な安心感もあり、本ブログスタッフは迷わず発売日購入。
内容は案の定エキプロがベースとなっており、そこに独自のカスタム要素の加わった理想的なものであった。

オンラインという未知のリングに踏み出す第一歩。
見知らぬプレイヤーと戦うのに、誰をぶつけてやろうか。
様々な候補が浮かんでは消え、消えては浮かぶ。
そうして完成したオンプロクリエイト第一号は、
ライガーでも殺人医師でも田原俊彦でもなく、御大ジャイアント馬場であった。

あれから10年……私は、新作プロレスゲーム発売の度にジャイアント馬場の再現を試みてきた。
そして、Xbox360では最後の作成となるであろう世界の巨人が、ここに完成を迎えようとしている。

過去最高を目指して作りはじめた王者の魂。
その出来映えや、如何に。



まずは見合ったフェイススキンを選択し、おおまかにモーフィング。
特に重要なのは、このベースとなるスキンのチョイスだ

Tips: いくら顔の細部を作り込もうとも、
    ベーススキンがフィットしていなければ試合中の顔が酷いことになってしまうぞ





ある程度形となった頭部に、デザインやカスタムロゴを用い細部を表現していく。
特徴的な鼻周りには惜しみなくレイヤーを消費し、過去最高の御大フェイスを目指した

Tips: 眉やほうれい線は、あえてアシンメトリにすることで自然な感じが出せるのだ




男前角度からのショット。
狭い額、微妙な奥二重、しっかりとした鼻、鼻の脇の黒子、大き目の耳。
記号となる点を押さえつつ丁寧に組み立てていく

Tips: 頭部のモーフィングは正面のみならず、サイドから見た額から顎にかけてのラインにも気を配るべし




ジャイアント馬場の見落としがちな特徴、それはよく目立つ真っ白な上顎の前歯。
これはSFCにて発売されたファイプロ1作目のドット絵でも誇張表現されていた、非常に重要なポイントである。

今回はそんな前歯をどうにか再現してやろうと、
試しにマウスピースを白くし装着してみたところ、これがジャストミート!
試合中大口を開ける表情の際に、この代用前歯が大きな効果を発揮してくれたのだ。

いやはや、思いついたことはなんでも試してみるものである




ひとまず完成した頭部の次は、御大ボディの再現へ。
ベーススキンにはアバラの浮いた例のアレを使用し、ボディ全体をモーフィング。
さながら鎌首をもたげたコブラの如き、幅は広く奥行きの薄い胴を再現するのも大事だが、
前腕が結構太い……といった、これまた見落としがちな身体的特徴を盛り込むのも忘れてはならぬ




大き目の赤パンを穿かせ、ヘソ部分は肌色と同色にしたデザインで隠蔽。
御大ボディの最重要ポイントである胸部は、半透明デザインを左右それぞれに3枚ずつ使用し、
グラデーションをつけてぼかしつつ下地のニップルを消去。
その上からカスタムロゴにて用意した御大ニップルを貼り付けたものが、この画像である




こちらはWWE2K14時に作成したジャイアント馬場
今改めて見ると全体にモーフィングが甘く、顔にもボディにも気合が……そして愛が足らぬ




そしてこちらがWWE2K15版ジャイアント馬場(仮完成)。
静止画ではもうひとつ分かり辛いので、近い内に試合動画でもUPしたいところである




背中側も手を抜いてはならぬ……ということで、特に大きく浮き出るアバラ部分を半透明デザインにて強調。
一歩踏み出し、デフォルトボディスキンとは一味違う背中を目指すのだ




入場用ガウンは毎度お馴染み、デザインパターンにそれっぽく着色したアレ。

試合に関しては、2K15ならではの御大向け新技が"コーナー脳天唐竹割り"くらいしかないのが残念だが、
より御大らしく戦える様2K14からムーヴセットを一新し、目下試行錯誤中なのであった。
理想は未だ遥か遠く……



今回の記事、如何だったであろうか。

これまで培ったアイデアを全投入し、まさに集大成として作成中の御大であるが、これが珍しく手応え十分。
満足のいく器ができたならば、あとは私自身に王者の魂を宿すことができるか否かであろう。



今回はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。