おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

断崖式レトロゲー談義 第七回 - 明るく、楽しく、激しく 番外編

前後編で完結の筈が、まさかの番外編突入。
今回は、王者の魂の影の部分にスポットを当ててみよう。



マスクを含め、概ね細部までしっかり作りこまれている三沢タイガー。
五冠王の軌跡ではマント付きで入場してくる辺り、デフォルトで入れる予定だったのではと勘繰ってしまう
 追記: エディットで入場がパンサー固定なのを不審に思い作成してみると、案の定マント装着入場であった



ファミ悪絡みのレスラーもデフォルト収録されていれば、どれだけ素晴らしかったことか……。
残念ながらラッシャー木村には技セットすら用意されていないが、
ラリアットとブルドッキングヘッドロックのある技セットを装備すれば、なんとか遊べるような遊べないような




なんと、長州力が技セットを携え再び全日に参戦!
しかし、何故か黒いリストバンドに紺色パンツと、
殺人医師やらの肖像権の無視っぷりを反省したかのようなぐったり仕様。
おまけに技セットに固有技はなく、ありものの継ぎ接ぎで組まれているのであった




某スペースローンウルフもボディと技セットのみで参戦。
ただ、あちらの団体のレスラーは王者の魂にはどうしても馴染まぬ




ラッシャーも百田もボディのみだというに、一人謎の贔屓を受ける永源。
せっかくならば入場曲もほしかったのう




本作未登場の全日に馴染み深いガイジンレスラーも、微妙な再現度ながら多数用意されている。
技セットさえ弄れりゃ、参戦もできたものを




五冠王の軌跡では、このような感じで様々な偽名レスラーが登場する。
海外他団体レスラーとは、一体……




待ってました、パトリオット
む、なんだか随分と……




どう都合よく解釈してもデル・ウィルクスには見えんだろう!
貴様、何者だ……




ゴディさん……顔が草履みたいになってしまって……




引きで見ればなんとか……




必殺のパトリオットミサイルは、魂ボタンを消費するまでもない通常技扱い。
おまけに固有モーションでもない、ただの汎用ダイビングショルダーなのであった




魂技パトリオットバスター爆発!
うーむ、あまりバクハツしているように見えないのはこの生白い美白ボディのせいか。
しかしパトリオットボムくらいは用意してくれてもいいものを……




ゴディの固有技はこのジャンピングパワーボムのみ。
ちなみにこの技は、スカイハイパワーボムとしてパトリオットにも組み込まれているのであった




永源もしっくりこない仕上がりながら、美白仮面と人間草履に比べれば恵まれたモデリングだと言えよう




天龍はコスチュームとボディこそかなりの再現度だが、肝心の顔はご覧のありさま。
似てないというよりは、意図的に似せていないと捉えるべきか




永源専用技セットが用意されている割には、固有技もなければ唾も吐かず。
せいぜい馳から使い回されたジャイアントスイングが異彩を放っている程度である。
また、エディットレスラーには声もあてられていないので、あの甲高い声を聞くこともできないのであった




天龍に用意された固有技は僅か3つながら、そのどれもが特徴的。
内ひとつが、この独特の延髄斬りだ。
相手の腕から肩を掴みつつ、遠心力を利用して鉈の如くその脚を振り下ろす!




残りふたつは、龍式パワーボムと渾身の龍式パワーボム
いずれも再現度が素晴らしく、ファンならばモーションを見ただけで天龍を想起することであろう。
ちなみに、渾身の方は叩きつけてホールドした後、両足でトコトコ踏み込んでより強固に押さえ込む形となっている




黒い呪術師は、ウイリアムス同様実写取り込み疑惑あり。
御大のライバルとなるレジェンドレスラー達は、ブッチャーのみならず妙に完成度が高いぞ




空手アピールも完全再現!




充実の技セットの中には、コブラクローやかみつきといったラフな固有技も。
ただ、デフォルト収録のレスラーのように通好みな得意技やらも組み込まれていたならば、
評価はさらに上がっていたであろう




エルボードロップはいつでも繰り出せる通常技扱いだが、魂技としてエルボードロップフォールも用意されている。
こちらは魂を消費するだけあり、ジャンプしての毒針エルボードロップを忠実に再現してあるぞ




王者の魂に、もう少しだけ付き合ってはくれないか




む、これは番外編 2がありそうな予感である。

さあ旧全日ファンの君!噛みつかないのか!
噛みつくなら今しかないぞ!俺たちがやるのは!



今回はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。