おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

断崖式レトロゲー談義 第八回 - 明るく、楽しく、激しく 最終回

いよいよ迎えた 「明るく、楽しく、激しく」 最終回。
予定より随分と長引いてしまった王者の魂談義を、どうぞ最後まで見届けてくれたまえ。








ラストを飾るのは、他団体からの参戦ながら全日を大いに盛り上げた、ランマルと神埼仁水。
本日はこの2人の固有技にスポットを当ててみよう




ブレーンバスターの体勢に抱え上げ、そこから相手を反転させてマットに叩きつける技 "ファルコンアロー"。
この技の美しさの秘密は、落とす際のハヤブサの見事な開脚っぷりにある。

ハヤブサがファルコンアローを開発するにあたり参考にした技は、なんと小橋のオレンジクラッシュ。
あの技を叩きつけ式にすればオリジナル技になるのでは……と閃いたのが切っ掛けらしい




大仁田直伝 "サンダーファイヤーパワーボム"。
相手をサンダーファイヤーに抱え上げ、そのままボムで叩きつける荒技だ




ここぞのカウンターで光る飛び道具 "旋風脚"。
魂技としても用意されているので、クリティカルダメージの発生にも期待できるぞ




タイガードライバーに対する'91の様に、ファルコンアローにも危険な封印型が存在する。
それが、この垂直落下式ファルコンアローだ。
理屈的にはSSDの系譜といえるが、そのモーションは美技と呼ぶに相応しい




フルネルソンの状態から相手を持ち上げ、両膝を着きつつマットに落とす "ファルコンスマッシュ"。
要はパトリオットバスターなのであるが、ハヤブサが使えばこの名称になるのだ。
初期のハヤブサは、この技からファイヤーバードに繋ぐのが必勝パターンであった




得意とする空中技は、魂技としてファイヤーバードスプラッシュとフェニックススプラッシュが用意されている。
本作の優れている点は、ムーンサルトやフェニックスといった背面状態から飛ぶ技ならば
きっちり背面にトップロープに登るという点である。
WWEシリーズはいつになればコレを再現してくれるのか……





仁水の固有技もランマル同様に作成予定であったが、せっかくなので動画でひとまとめ。
この、一見何の脈絡もなさそうな継ぎ接ぎ動画にドラマを感じたならば、君の脳髄はもはや手遅れである。

なお、拝みダイビングヘッドバットは入れ忘れではなく、どうしてもヒットさせることができず収録を断念。
何方か、この技をヒットさせる方法を知っている者はおらぬか……



おまけ

せっかくなので、闘魂烈伝3にデフォルト収録されている新崎人生の固有技動画も作成。
む、何か忘れたと思ったら極楽固めが抜けておる。
こうして見ると、収録技数では王者の魂に軍配が上がるが、そのモーションはなかなかどうして。
中でも、拝みダイビングショルダーの受け身動作は見事なモンだ。
実際はもっとダイナミックに転がるが、再現しようというその心意気や善し!




プロレスゲームに有りっ丈の情熱が注がれていたあの時代。
名残は尽きぬが、我々は前へと進まねばならんのだ。



今回はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。