おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

WWE 2K16 - 腹いっぱいの楽しいプロレス人生 2

さて今回は、天龍源一郎革命終焉版の姿をCAWにて再現してみるとしよう。

このツールで天龍を作成するのもこれが最後。
本ブログ的にも終焉版といえる風雲昇り龍……その出来映えや、如何に。


いよいよ作成開始、革命終焉版天龍源一郎
体格及びムーヴセットに大きな変化がある為、こうして別枠にする必要があるのだ




頭部に関しては、先日の天龍'05モデルから少々弄った程度で、取り立てて大きな変化はなし。
頭部以外の部分にもレイヤーを割く必要があった為、これで精一杯であった




試合中何度も口から覗かせたマウスピース。
その色は橙ないし朱色といったところか




ガウンを脱いだその姿は、天龍プロジェクト時のシャツを着込んだレボリューションではなく、正統派天龍源一郎
胴体は少々痩せ細り(ただし厚みは健在)、脚に至ってはかなりの衰弱が見て取れたが、
それでも最後の舞台にこの井出達で臨むその姿勢は、全てのプロレスファンの涙腺を緩ませたに違いない




天龍プロジェクトで愛用していた革製のサポーターベルトは、
今回はありものの立体パーツではなくカスタムロゴで描いてみることに。
人生はチャレンジだ




下書きに照り返しをつけ、くたびれた革っぽい質感が出せたか否か。
なんだか凄まじく手の込んだことをしている様に見えるかもしれぬが、
簡単に5階調程度のグラデーションをつけただけである




貼り付けるとこのような感じに。
む……なかなかどうして、悪くないんじゃなかろうか




さて、ここからは終焉版ムーヴセットについて触れていくとしよう。

ダウン状態から立ち上がることもままならぬ天龍が繰り出したのは、四つん這い状態からのヘッドバット
形振り構わず攻め続けるその姿が、容赦なく私の胸を打つ




もはや通常の歩行すら困難な状態の足腰で、天龍を象徴する必殺技パワーボムを敢行。
コーナーをつっかえ棒にしての、また、現IWGP王者の助力もあるにはあったが、
引退試合パワーボムを繰り出した」という事実が重要なのだ。

余談であるが、真っ逆さまにフリーフォールで落としたその瞬間、
ふとドラゴンに決めた自由落下式ブレーンバスターを想起したのは私だけではない筈




常に進化し続ける天龍が、最後の大一番に用意した新技 "65歳9ヶ月"。
それは自身が編み出したフィニッシュホールド "53歳" を高速かつ鋭角に決める、53歳の進化版であった




スタンリムターゲット(正面)に、こっそり忍ばせる53歳。
モーション的にはノーザンライトドライバーが適任であろう




尻餅状態の相手に決めてみせた、低空式延髄斬り。
往年のキレは見る影もなかったが、歴史を背負った重みによるそのダメージは計り知れない




駆け抜けた半世紀、腹いっぱいのプロレス人生。
そして天龍の魂は、平成のプロレスへと受け継がれていく――




私の中でどうにも受け入れ難きものがあり、頑なに避けてきたブシロード新日への言及。
中でも、天龍引退試合の相手を務めた現IWG王者に対する私の評価は厳しく、
どうにも好きにはなれないレスラーの一人であった。

だがしかし。
想像を絶するプレッシャーの掛かったであろうこの大舞台で、
一度もハンマースローすることなく試合を組み立て、数々の得意技を受け切り、
天龍に恥をかかさぬ素晴らしい引退試合を演じてみせたその実力に、私の目からは鱗が落ちた。

試合終了直後に彼が見せた最敬礼に、鱗とともに落ちたのは涙。
この瞬間、私の中の評価は完全に覆った。

もはや何の躊躇いもなし……僭越ながら、初めて彼の名を本ブログに刻ませていただこう。
ありがとう、オカダ・カズチカ
そして、ありがとう天龍源一郎




今回はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。