おにてん工房

大本営霧散につき已む無く転進

断崖式レトロゲー談義 第二十回 - TAITOの爪跡 延長戦

もう少しだけ伝えたいことが……というわけで、急遽延長戦突入。
チャンピオンレスラー実況ライブは、まだまだこんじゃもんじゃないぞ。



今回は各レスラーの固有技を中心に紹介。

こちらは川田の地獄浴びせ蹴り。
本作オリジナルのネーミングとなっているこの技は、正面から浴びせ蹴りを放ち、
ふらついた相手の背後からさらに浴びせ蹴りを食らわせるという無慈悲な打撃技だ




三沢に用意されたフィニッシュ級の技は、
タイガードライバータイガースープレックス、そしてこのタイガードライバー'91。
余談ながら、エメラルド・フロウジョンは本作発売から2年後に初披露された技である。
んムフフ、時代を感じるのう




相手を肩に担ぎ上げ……


そのままロープに向かって放り投げるギロチンホイップ。
ロープに届かない場合はうつ伏せに投げ捨てる技となる。
SFCにて発売されたメサイヤ全日本プロレスを思い出した君は、マニアだね




強烈な衝撃で相手を弾き飛ばすアックスボンバー。
この技は相手がロープ際にいる状態で決めると……


まさかの場外転落!
あの日の名場面が、今、甦る




反則技もヴァリエーション豊かに揃っているぞ。
このファイヤー攻撃の他にも……


サーベル攻撃から……


栓抜き攻撃まで。
その他噛みつきやサミング、金的にガウジングと、ヒールはとことんヒールらしく戦うことができるのだ




ヒールだから反則一辺倒……というわけではなく、得意技の数々もしっかり用意されている。
ブッチャーならば、相手仰向けダウン中頭側○△同時押しで、ご覧のとおり


毒針エルボーは、そのままピンを取れる優れた技だ。
ただ、ここまでブッチャーを丁寧に再現しておきながら、凶器シューズを描画していないのは少々寂しい。
なんだか妙な耳輪も付いているし、これは所謂肖像権の問題なのか否か




その他、藤原喜明にはジャーマンストレッチが用意されていたりと、マニアも唸る技のチョイスっぷり。

本シリーズ次回作を是非に見てみたかったが、
同年にファイプロSやらが発売されたことを思えば、シリーズ断絶も致し方なしか……うーむ、勿体ない





さて、最後に本作のタッグマッチの様子を動画にてご覧いただこう。


ツープラトン誤爆や反撃まであるこだわりっぷり。
パートナーの介入率が高すぎるきらいはあるが、コレはコレでうまくまとまっているんじゃあなかろうか




あれからしばらくチャレンジしたものの、結局ブロディの牙城は崩せず隠しレスラー解放は断念。
タイガーやアンドレにどんな技が用意されているのか、見てみたかった……


今回はこれにておしまい。
次回更新にて、また会おう。